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一休み ページ29

みどりくんのワクチン開発は、やはり少し時間がかかるようで、私達は一旦の休息時間が与えられた。

rd「洋館の中を調べたけど、普通にとっても良いお屋敷だしそれぞれの寝る場所もあるし…。当分はここで過ごすのもアリじゃない?ほら!町も大きいし!!」

ge「ゾンビと一緒に暮らすのかよ。」

ky「おい、元住民の人達やぞ。檻も一応調べとかんとな。」

rd「うん、そうだね。まあ一旦休憩!みどりくんはその開発終わったらゆっくりね!」

md「はぁ……?」


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
皆はそれぞれ、一応何か異常がないか洋館の中を探索し始め、自由行動となり研究室を出て行った。

私はとりあえず、みどりくんのいる部屋のソファーでお留守番。

もう一回寝とこうかなあ。でも、寝すぎると体が鈍っちゃいそう。

そんな事を考えていたら、ガチャリとドアが開き、1人部屋に戻ってきた。

gt「おう、お前の服見つけてきたぞ。」

そう言いながら、私がさっきまで着ていたワンピースを側に置かれる。
…あ、そっか私まだ上着姿のまんまだった。

「あ、ありがとう」

私はワンピースに手をかけ着替え始めようとすると、ぐちつぼさんは急いで後ろを向きしゃがんだ。

gt「お前、普通に着替えようとするな…。
所で、ガタイの良い男?ボディーガードみたいな奴らはどこいったんだ?あいつらに殺されそうになったんだろ。」

「まあそうだけど…。でもあの人達はただの住民で、家族もあの町にいるみたい。博士に従わせれて働いていただけなの。私は、あの映像で協力してもらった後、すぐに逃げてって言った。きっともう大丈夫だからって。」


gt「ほんとにお人好しだよな、昔から。」


いつもより優しい口調のぐちつぼさんに違和感を覚える。

gt「危険な目に合わせてごめん。」


彼はそう言い、ズズッと鼻を鳴らすような音が聞こえた。私は座っている彼の大きい背中に手を当てる。


「私、強くなったでしょ!!!!!!!」


、とドヤ顔をしながらそう言うと彼はこちらを振り向き、一瞬真顔になった後フフっと笑った。

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作者名:ももこもも | 作成日時:2021年1月31日 10時

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