【リボーン】俺は、「死」ってもんに興味があるだけなんだよ。Second (ページ47)

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§第二ラウンド§ ページ47

とりあえず二階に上がって今の状況を確認する。
窓から外を見る。体育館から煙がもうもうと立ち上がってるのが見えた。やばい、クロームっちが凄い心配。
そしてヴァリアーの雷の守護者と嵐の守護者がいつの間にか復活してる。…ひー君を含めると三人もか…。こっちは…俺と雲雀さんだけ。んー…。

「！綾崎か！？」

『うわおごっくん！これで三人だ、いえすっ』

「相変わらずそのあだ名と発音どうにかなんねーのか…っつーかやってる場合じゃねえ！」

うん、ふざけあうくらいの余裕はあるみたいだ。
あ、ていうか本当に言ってる場合じゃない。

『俺もそう思う。…とりあえず、ランボ君のところに行こう』

「！ああ！」

――――――――
一方、ヒューズは…

「ベル！」

「お、ヒューズじゃん」

「ヒューズじゃん。じゃねえよ！なにこの惨劇！？あたりは血の海、校舎にナイフは刺さりっぱなし…しかもお前足けがしてるし！」

「足のは前からあったしちょっとボンゴレのエース君とやりあっただけだっつの。…つーか、ヒューズの方こそボンゴレの月の守護者どうしたんだよ」

「…なんか、話に流されて一旦別れたんだよ。…つーかあいつ毒の事も知ってる風な口だったし…。今探してる」

「あっそ。じゃ、俺は他のリングとり行ってくる」

「おお、わかった」

――――――――

―――ドガガガガガガガガッ

爆発音が響いた。
ごっくんのダイナマイトによって、レヴィの電気傘が全部破壊され…とどめにロケットボムが炸裂した。ごっくん超かっけえ。俺何もできてねえけど。

『さて…どうしようか』

「俺は他の守護者を助けに行くぜ」

『わかった。俺は…まるべく役割分担した方がいいだろうし…』

しまった。リング捕った後、ひー君の足止めしておいた方が良かったかも。話に流して別れたさせた俺は馬鹿でした。

「その必要はねーよ」

…第三者の声。うん、よく知ってる声だ。振り向いて視界に入ったのは…紺色。
――ひー君だ。

「よお、ボンゴレ」

『…ごっくん、俺ここに残るから、クロームっちとか頼む』

「…ああ、わかった」

さすがごっくん、行動が早くて助かる。
なんて心の中で賞賛しながらすっかり愛用しているナイフを鞄から取り出す。

「第二ラウンドと行こうか、ボンゴレ」

『ひー君が言うと「そういう意味」に聞こえるよ』

「だから黙れって」

言って、やっぱりまた笑い合った。