秋栗鰯紫 ページ6
もう11月か。
お腹すいた……。
この時期になると、美味しいものがいっぱいある。
私は、三谷Cのクラスが終わるとすぐに特別クラスに行き、1番後ろの席に荷物を置いて席を陣取り、財布を掴んだ。
そのまま秀明のビルを出て、近くのコンビニに入って商品を見ていると、何やら新作が出たみたいなことが書かれていた。
なになに……?
「秋を味わう!ミニぷち
秋を味わうとは…?栗の字があるってことは栗の味がするのかな。
買ってみよ。
私は、おにぎりを2個と
その途中にぐぅ〜とお腹がなった。
早く食べたい…!
そう思いながら特別クラスに向かっている途中で、アーヤを見かけ、声をかけた。
「アーヤ!今から特別クラスに行くんだよね?」
「そうだよ。」
「一緒に行こー?」
「うん、いいよ!」
私たちが特別クラスに入ると、既に上杉くんと黒木くんがいた。
2人は話を止めてこちらを見たが、気にせずに、私はその横を通り抜けて席に座る。
あ〜、やっと食べられる。
私は、いただきますと手を合わせ、おにぎりにパクついた。
やっぱりシャケは美味しいな〜。
おにぎりを食べながら、アーヤの方を見ると、なにか話していた。
「なんの話?」
「男同士の話。」
「たいしたことじゃないよ。教えてほしい?
若武がKZの個人バッグに、新しいキーホルダーをつけたって話。例の彼女からもらったんだ。」
すると、アーヤが眉間にシワをよせた。
「その子と付き合ってるの?いつから?」
「くわしいことは、何も聞いてない。」
「立花、よそでしゃべるなよ。ここで仕入れた情報は、どこにも流すな。でないと、お前を信用できないからな。」
黒木くんに続いて、上杉くんがアーヤをつき刺すように見すえた。
それに、アーヤがムッとして言う。
「私は、おしゃべりじゃないよ。」
「俺、おしゃべりでない女なんていないと思うぜ。」
私は、ムッとしたアーヤと、うっすら笑っている上杉くんと、大笑いしている黒木くんから目を離し、黒っぽいシュークリームを見つめた。
…何この色。
ふぅ……と覚悟してパクっと口に入れると、とんでもないまずさが口に広がった。
「うっ。」
まっっず!
私は、思わずガンッと、机に頭を勢いよく打ちつけてしまった。
上杉くんが何か言ったような気がしたが、私は、机に頭を打ちつけた後からの記憶はない。
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さまー(プロフ) - ユキさん» わかります!私も翼と忍楽しみです! (6月25日 20時) (レス) @page25 id: ad3984bf8f (このIDを非表示/違反報告)
さまー(プロフ) - 私も楽しみにしていますっ!できれば夢主のことがKZメンバーが好きになっているような場面がほしいです!これはアーヤの役目じゃ…?的な感じに!お願いできますか?? (6月25日 20時) (レス) id: ad3984bf8f (このIDを非表示/違反報告)
桜@ひなた - 続編も面白いですね!更新楽しみに待っているので頑張ってください! (2023年2月12日 17時) (レス) @page25 id: fb711c9d23 (このIDを非表示/違反報告)
ベルディグリ - ユキさん» ありがとうございますっ!(人*´∀`)。*゚+ (2022年4月17日 18時) (レス) @page9 id: b6251c6422 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ - うわーめっちゃ好きです!翼が出てくるのを待っています!応援しています!!!! (2022年4月13日 7時) (レス) @page8 id: 8e64252870 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ベルディグリ | 作成日時:2022年4月2日 18時