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「諸君!待たせたな。」







吐き気のするくらい、気障なセリフを言ってきたのは、他でもない若武だ。


教師に説教くらったなんて、なかったと思えるくらい、その表情は清々しい。


・・・・・・やっぱり、若武は若武だ。




「あ、先生から解放されたんだ。


よかったね。」


若武は、美門に恨めしい目線を送る。




・・・いや、バレたのは、おまえのせいだろ。









「あ、全員揃ってる。」


という一言が聞こえ振り返れば、少し眠そうな七鬼がいた。


これで全員が揃う。









「若武先生、やっぱり、アーヤのことを話すために集合かけたらしいね。


見ろよ、あの表情。


事件発見した時みたいに、輝いてるぜ。」


黒木が耳元に囁いてきた。



言う通り、確かに目が輝いてる。


これは、あいつの特徴みたいなもんだ。


事件を見つけた時


謎が深まってきた時


良いアイデアを見つけた時


必ず、若武はこんな目をする。









ただ、気になることが一つ。


「あいつ、女は一人に選べねーんじゃなかった?


バレンタインもたくさんもらいたい派。」





「まあ、それだけアーヤが魅力的ってことじゃない?


女嫌いのおまえや、女は一人に選べない若武が、好きになるくらいさ。」



それは一理あると思った。


俺だって、魅了されたんだ。


なかなか掴めそうにもない、かなり手強い、女に。









「では、会議を始めよう!」


やっぱりこいつはバカ武だ。



黒木も呆れたように眺めている。






でも。


たまには、くだらねー会議に付き合うのもいいだろう。









だって、俺も黒木も、立花が好きだから。

あとがき→←☆



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向日葵(プロフ) - 月さん» ありがとうございます! これからもがんばります^^* (2019年4月1日 20時) (レス) id: 188007f767 (このIDを非表示/違反報告)
- お話、すごく面白かったです。今後も応援しています。 (2019年4月1日 16時) (レス) id: 422ad37742 (このIDを非表示/違反報告)
しめじ - 評価変なとこ押してしもた、、ごめん。面白かったよ!! (2019年2月2日 13時) (レス) id: bc1a274c96 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - Kokone♪さん» ありがとうございます!また二人の話を書けたらなぁと思ってます! (2018年9月9日 10時) (レス) id: 188007f767 (このIDを非表示/違反報告)
Kokone♪ - 紗菜ちゃんとアーヤのお話、もっとみたいです!面白かったです!お疲れさまでした! (2018年9月7日 18時) (レス) id: 1acdcbf3ab (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:向日葵 | 作成日時:2018年5月23日 16時

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