第五章 誰かいませんか? さとみ ページ27
目が覚めた。
ふわり、と意識が取り戻されていく。
もう朝かぁ。
重たい瞼を無理矢理開けると、目の前に見えたのはさとみくんの顔だった。
驚いて一気に起き上がる。
ま、まてよ。
なんでさとみくんがここにいるんだ?
私ちゃんと自分の部屋で寝てたはず……
って、ここどこ?!
私が今いるのは白い部屋。
壁も、天井も白い。おまけに窓ひとつない。
これは一体……
さ「閉じ込められたみたいだな。」
『うわっ』
いきなり後ろからにょっと出てきたさとみくん。
ビビるからやめてください。
『お、おはよー』
さ「おはよ。んで、なんでAここに居んの?」
うん、私が聞きたい。
知らんよ!起きたらここに居たの!
『ところでさとみくん。閉じ込められたというのは……?』
嫌な予感満載。
さ「え?そのまんまだけど?窓もドアもないし、こんな箱みたいな部屋、普通どこにもないだろ」
なるほど。
閉じ込められたの確定か。
ん?閉じ込められた?
前にもこんな…………
『う"?!』
突如頭に鋭い痛みが走った。
立っていられない程のその鈍痛に思わずうずくまる。
さ「お、おい!大丈夫かよ?!」
さとみくんが駆け寄ってきてくれる。
なんだろう。全然思い出せない。
以前にもこんなこと、あった気がするのに。
ありがとう、と言い立ち上がる。
まあ、思い出せないのだから、もう気にしないことにしよう。
『大丈夫だよ。ちょっと頭痛が、ね』
さ「そ、そうか?ならいいんだけど……」
安心させるためさとみくんに笑いかけると、どこかから知らない声が聞こえてきた。
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かふぇおれ@充電中(プロフ) - ほのかさん» そうなんですね!ホーンテッドマンションいいですよね! お話読んでくださりありがとうございます! (2019年11月13日 0時) (レス) id: e773914edd (このIDを非表示/違反報告)
ほのか - 私もホーンデットマンション乗ってきましたー!前行った時はハロウィンバージョンでしたけどw (2019年11月12日 22時) (レス) id: 6e65e39ef5 (このIDを非表示/違反報告)
かふぇおれ@充電中(プロフ) - なつみさん» ありがとうございますううううう!見つけていただき感謝です!頑張ります! (2019年6月2日 21時) (レス) id: e773914edd (このIDを非表示/違反報告)
なつみ - あった!良かったです。ころちゃんとの物語だァ!楽しみヾ(*´∀`*)ノ更新頑張ってください! (2019年6月2日 20時) (レス) id: d37bac9867 (このIDを非表示/違反報告)
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