【銀魂】空から女の子が降ってきました。23

第九百九訓 ページ10

明るみに出る協力者の存在。




夜兎の精鋭達を相手取れる人物。春雨に手を貸す人物。神威と戦うのに何の問題もない人物。





それは＿＿＿＿＿＿、

「＿＿＿＿星海坊主」





「彼が春雨側に居る、と神威殿本人が仰っていました」









『……！！』






星海、坊主。



………え、星海坊主？？



は、？星海坊主が……春雨に協力してる…？？何で？？






新八「う、星海坊主さんが…！？何で、！」



武市「……此方が聞きたい。ただ、あの男と春雨によって鬼兵隊と第七師団は宇宙の闇に消えたということです」






＿＿＿＿宇宙最強の掃除屋。夜兎族。ハゲ。まあ最後はちょっと違った気がするが……何にせよ彼は最っっ高に強い。

虚を相手取れるのは彼しかいない、と断言出来るほどには。つまり宇宙最強と謳われるのも頷けるのだ。






『っはは……なるほど、確かに。彼ならば夜兎の精鋭達を相手取るのだって余裕だね…』






向こうにつかれたのはかなりの痛手だな……けど、彼は神楽ちゃんのお父さんだ。

神楽ちゃんの事をかなり大切に思ってるし、目的は分からないが完全に敵に回った訳では無い、と信じていいのだろうか？






(何故だろう……彼は神楽ちゃんの父親。ならば当たり前のように神威の父親でもある。じゃあ神威が関係しているのか？だとしても何故春雨についてまで殺そうと……？)






武市「そうして神威殿の行方も知れなくなり音信不通……私達はそのまま逃げ仰せここまで来た、という訳です。そして、晋助殿は＿＿＿＿」



来島「っ、晋助様はきっと生きてるっス！！」






するとそこで、堪えきれなくなったかの様にまた子ちゃんが声を荒らげた。高杉の安否……彼女は自分の目で確認したのだろうか？


そもそも伊賀での戦いの時点で高杉はかなりの大怪我を負っていた……銀時君との戦いもあるが、特にその後の奈落達によって。


あの傷は？治ったのか？それともずっと臥せったまま……？






来島「……晋助様は、ずっと寝たきりっス」



『！』



来島「元々伊賀で消耗し過ぎてたんス。医療は施したけど容態は変わらず……それでも私達はあの人をずっと護っていた。けど、けど＿＿＿ッ！」






………頭を潰せば組織は脆くなる。


しかもその肝心な頭が弱っている状態と来た、春雨からすれば格好の的という訳なんだろう。










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