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「特別生徒？」
聞き慣れない言葉に2人で首を傾げる。
今日で何度目のため息をついたあとグローリーは説明する。
「学園生徒の中で成績のいい生徒は特別に『ネイチャー』に行けるの。確か各学年と分野から二人ずつだからー…今は18人いないかな。ったく、フェスティバル時期にかぶせるなって言ったのに…。」
「だ、ダメなの？」
不機嫌そうなグローリーに控えめに聞くヘルトに答える。
「当たり前でしょ。祭りは祭りでも、生徒たちにとっては大事な行事なの。なんてったってこういう行事も成績に入るからね。さっき読んでたでしょ？学園側の判断で『優秀』とされた者は卒業後『冒険者』に推薦されるって。」
そういえば…っと思い出す。
「あれ、でもそんな行事に私達参加してもいいんですか…？」
考え込んでいたメシアが問う。
「大丈夫大丈夫。実は生徒以外にも来てほしいっていうんだよね学園長が。まぁ、今生徒が18人もいないんだからね。盛り上がりに欠けるみたい。僕にも何枚か渡したってことは何人か連れて来いって言ってるんだろうなぁって思ってたんだけどまぁ、いろいろとあってね。忙しくてすっかり忘れてたんだよね。たまたま運よく君達がいたというか？」
どうやら、自分たちはいいように使われたようだった。
ジトッと視線をおくっていると、そういえばとグローリーが切り出す。
「君たち手ぶらだけどなんにも持ってないの？」
…あ。
＊
「ここがGV学園かぁ。」
「でか。」
寝泊まりしていた店に一旦戻り、各々荷物を手に取り、現在はグローリーに紹介されたギヴ・ライズ学園通称GV学園の下見に来ている。
なお、店に戻ると常連客たちが朝から姿の見えなかった自分たちを探していたらしく、帰った途端逃すまいとでもいうふうに捕まり、説教された。
愛ゆえの説教なのだろう。めちゃくちゃ怖かった。
その後、学園に用があるというとわざわざ朝飯を用意してくれ、さっきの威勢はどこへやらと言いたいほど丁寧に送り出された。その変わりようが怖い。
とりあえず無事に学園に到着し、本日3度目の『でか』をいい、開けっ放しの校門から中に入らずに校舎を観察する。なんか入ると怒られそうだったからだ。もちろん既に許可はもらっているので入ってもいいのだが、こんなところを堂々と入れるくらいの気はあいにく持ち合わせていない。
しばらく2人で悩んでいたが、意を決して門を踏み越え、いざ、学園の敷地内へと足を踏み入れたのだった。
ちなみにその間20分。
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DAU姉妹 - NIT姉貴で作ろうと思ったらその垢で使ってたスマホたんどっか行っちゃった。 (2020年4月13日 9時) (
レス) id: f520619b88 (このIDを非表示/違反報告)
NIT姉貴(プロフ) - とりあえず無地着地できるかどうかが一番の心配である。 (2019年8月8日 11時) (レス) id: 0d6dd62184 (このIDを非表示/違反報告)
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