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その頃、タソガレドキは戦況を持ち直し大分いいところまで行っていた。
もちろん味方の怪我も激しかったが。

と、そこでミソギ村の情報が入った。
組頭!ミソギ村が敵襲にあい、神子が撃退した模様!
雑渡昆奈門!領内に入られたのか
領内に入った敵兵は田畑を襲い民を植えさせる気でいよう。

しかも困ったことに、追い詰められた敵軍は
村を守った神子の神力を手に入れようとしているらしい。

この情報が入り、諸泉は居ても立っても居られなくなり
見かねた雑渡は諸泉に任務を課すことにした。


「ミソギ村は重要な水源でもある」表立った名目を掲げ
全戦力は割けないが、諸泉を筆頭に数人の手練れで小隊を結成し
ミソギ村へ向かった。

諸泉尊奈門頼むから無事でいろよ、、!

――――

一方でカエンタケはこの戦に半ば見切りをつけていた。
このままではタソガレドキに負ける、
そう悟ったカエンタケ城主は秘密裏に前線から引いた。

前線を引いて向かった先はミソギ村。


戦に負けた時に切り札として神子を捕らえるもあり
また戦力としてなしえるなら囲うもあり
あるいは敵の戦力をつぶす意味で殺してしまうもあり

カエンタケの考えはこういうものだった。
こうしてカエンタケ本隊は密かにミソギ村に迫っていた。


――――

駆けつけた諸泉率いる小隊は村の様子に愕然とする。
せめてもの防波堤として作った防護柵と堀は一部を除いて
壊されたり埋められたりしている。

また田畑は焼かれ家々も打ち壊されている。

何より村人が傷ついていた。
女子供しか残らぬ村で必死に戦ったのだろう様が目に浮かぶ。
子ども諸泉さんだ!
言葉を失い立ち尽くしていたら、
柵の修繕に使う木を切り出し運んでいた子供が駆け寄ってくる。
子ども忍軍が助けに来てくれたんですか!?
眼には期待がこもっていた。
諸泉はその期待に応える。
諸泉尊奈門遅くなって済まない。
諸泉小隊は村に入ると、すぐに防護柵の修繕を手伝った。

安心→←撃退2



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ぱんだれ(プロフ) - 樹村ナツカさん» はじめまして。コメントありがとうございます。すごい励みになりました!これからも物語を作っていく予定なのでよろしくお願いします! (2018年6月24日 0時) (レス) id: 0f1bb45ad6 (このIDを非表示/違反報告)
樹村ナツカ(プロフ) - はじめまして。すごく面白かったです。素敵なお話をありがとうございました! (2018年6月23日 20時) (レス) id: d6fcb4e314 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぱんだれ | 作成日時:2018年5月26日 14時

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