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快復 ページ14

Aが目を覚ましたのは大嵐の日から3日が経った後だった。

Aう、、ん、、?
目覚めた彼女が初めに目にしたのは、
見慣れた小屋の天井。

ゆっくり起き上がると額にかけられていた手ぬぐいが落ちる。

頭がぼんやりする。何が起きてるのかよく分かっていなかった。


カランっ


何かが床に落ちる音に振り返る。

諸泉尊奈門!!A!

目覚めたAに慌ててかけよる諸泉尊奈門。
傍らには手桶が転がっていた。水がこぼれ散らしてる。

彼が目覚めぬAを世話していてくれたようだ。


――――

諸泉尊奈門によるとAは
湖を治めた日から3日間熱を出して寝込んでいたらしい。

そこへちょうど村人が食事を運んできて
Aが目を覚ましたことは瞬く間に村中に知れ渡った。

次々に村人が小屋へ集まり感謝の気持ちをのべ、Aの回復を祝った。

その知らせはタソガレドキ城にも届き
Aはタソガレドキ城に招かれることになった。


――――

殿湖の神子とやら。我が領土、民を救った功労を讃える。

殿様から直々に恩賞を受けるという異例の事態に若干の戸惑いを隠せないA。

どこを見ているんだか何を考えているんだかよく分からない瞳は少し怖い。粗相をしたら切られそう、、。
しかも側らには忍び組頭である雑渡昆奈門。


緊張しかしない。
Aあ、はっ。ありがたいお言葉、、誠に恐悦至極にございます、はい、、。
殿に見える前に雑渡から教わった文句を唱える。


その夜は城でAの快気と湖の安寧を祝う宴がひらかれた。

宴→←覚醒



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ぱんだれ(プロフ) - 樹村ナツカさん» はじめまして。コメントありがとうございます。すごい励みになりました!これからも物語を作っていく予定なのでよろしくお願いします! (2018年6月24日 0時) (レス) id: 0f1bb45ad6 (このIDを非表示/違反報告)
樹村ナツカ(プロフ) - はじめまして。すごく面白かったです。素敵なお話をありがとうございました! (2018年6月23日 20時) (レス) id: d6fcb4e314 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぱんだれ | 作成日時:2018年5月26日 14時

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