最悪な人生だった私が引っ越したその先は…？２

56話 ページ10

A視点

『ん、あれ…今何時？』

この部屋って時計ないのかな、、そう言えばまいたけくんもいない。リビングに行ったらいるかな

私は小走りでリビングへ行った。

『え…なんでいないの？』

学校…？いや、そんなわけないよ
でもなんで、ほんこんさんすらいないの？
怖くなってきた…一応、学校に行くか

私は走って学校へ行った。
けれど、部活の人たちもましてや先生すらいない。

『なんで…？』

私は急に視界が真っ暗になって色も何も無い世界に1人いるような感じだった。

『たてるし、歩ける…』

体に何かが起こったとかじゃないみたい、、
少したったらもとに戻るよ。これは夢なんだ…！
人がいない世界なんて存在しないんだから……もしも、戻らなかったらどうしよう、、まぁ別にいっか。私の人生は最悪だったんだから………
あれっ…なんで涙なんか、、

〈私は本当に最悪な人生だった…？〉

最悪な人生だったよっ、、

〈やり残したことはない？〉

やり残したこと、、
あーあ、誰にでもいいから認めて欲しかったな。

〈大切な人に愛されてなかったの？〉

大切な人、、、誰だっけ…
思い出したいのに全然思い出せない、、、

あれ、なんかもうほとんどの記憶がないや。
でも、どうしても忘れちゃいけない人まで忘れているような気がして……
死にたくないな、、あんなに消えたいって思い続けた私が馬鹿みたいっ… なんでこんなことを今思っちゃうかなぁ
まだ、生きてたいよぉ みんなと過ごしてたいよっ

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