天然すぎる君が好き【天然コンビ】＜完結＞ (ページ34)

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34.起爆スイッチON ページ34

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「さっきも言ったとおり、俺たちはただの同居人
　言ってみれば、智の恋愛ドラマに表立つことすらできてないエキストラなんだよ
　端からどうこう言える立場じゃねぇんだ」

正論だった。

さすがのニノも次の言葉が出なくなる。

「そういうことだ
　だから、智が帰ってくるのを待つしか…」

「ヤダ――ッ！！！！」

「相葉くん？」

松潤の言葉の意味は、バカな俺だってわかった。

わかってたから、何も大ちゃんに言えなかった。

でもでも

でもでもでもでも！！

二人の会話を聞いていたら

本当に大ちゃんがお嫁に行っちゃうかもしれないっていう危機感が

どんどん、どんどん高まっていっちゃって

もう我慢できなくなって。

臆病なまま、ずっと閉じ込めてた気持ちが、ついに爆発した。

「大ちゃんが好きだもん！！
　ＬＯＶＥな方で好きになっちゃったんだもん！！」

「ちょ…」

「男同士だってかまうもんか！
　気持ち悪くなんかない！！
　むしろ大ちゃんの裸はえろくてたっちゃうもん！！

　大ちゃんとえっちなことしたい！！
　大ちゃんで童貞卒業したい！！」

「お…おい」

「大ちゃんがお嫁に行くなんて絶対やだ！！
　遠くにいっちゃうなんて、絶対絶対やなんだもん！！
　ずっとずっと一緒にいたい！！
　おじーちゃんになっても一緒にいたい！！

　大ちゃんが結婚するなら、俺がお婿さんになるんだもん！！！！」

「それ、ほんと？」

「！」「！」「！」

え……？

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