発狂する科学者 ページ18
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【一護の世界/技術開発局】
マユリ「おのれ四楓院夜一!この私をコケにしよって!!!」
マユリは一次元に一度あるかないかと説いたあの現象を改めて研究を重ねた結果、夜一が見付けた歪みに辿り着いていた。
だが、歪みの正体や何が起こっているのかの特定を夜一に先を越されてしまい、半ば復讐心の様な感情を例の“新しい次元”の解析にぶちまけていた。
阿近「(そのせいで局員全員休息なしのぶっ通し労働......。)」
“局員への八つ当たり”ともとれるパワハラは、仮眠どころか、厠に行こうとする局員に対して「大した役にも立たない無能は実験用の検体にするぞ!!」と脅しをかける始末。
しかし、その無茶しかない暴挙の甲斐があってなのか、僅か2週間で歪みが出来た詳しい理由と、漂っていた魂魄が確実に侵食によって同化したものであるという証拠を掴んだのだ。
マユリ「ほう.....尸魂界と虚は特に歪みの影響を受けやすいみたいだネ。」
新たに解明された事実に局員達は胸を撫で下ろすものの、更なる研究欲を掻き立てられたマユリに更に追い込まれていくことになる......。
【現世/黒崎家】
新たなる事実を受けて、一護に起きた現象を早急に解明する必要が出てきた訳ではあるが、あの日以来妙な霊圧を感じてないらしい。
ましてや、現世組の誰も同じ現象に出くわさない様なのである。そこで浦原は、一心にとある「お願い」をした。
一心「一時的に歪みの影響を受けやすくする機械...ねぇ?」
浦原は一護が侵食を受けなかった原因が霊圧の強さにあるのではと予想した。一護の次に霊圧の強い一心を現世でも影響を受けやすくなる状態にすることによって、それを確かめたかったのだ。
浦原「仮に侵食が起こってしまった場合、強制的に歪みから繋がりを切り離す仕様になってますので。」
という説明を受けてはいるが、果たして間に合うのだろうかと躊躇する。
一心「まぁ、彼奴のことだ。万が一のバックアップを用意しての「お願い」だろう.....多分。」
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作者名：いちごたると | 作成日時：2020年7月25日 8時
