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≪中原中也≫先輩後輩 ゆうなさんリクエスト ページ4

中也side



「先輩!」



その声に気付くふと振り返る。そこには明るい声の主が居た。



「いつも申し訳ないんですけど!」



そこまで言われて此奴が何を頼みたいのか理解する。



「また勉強だな、今度は何処だ?」



俺はそいつの手元の数学の教科書を覗き込む。Aはここです…と苦笑して問題を指差す。



「ここはな___」



俺が説明してやるとAはなるほど…とかうーん…なんて相槌を打ちながら話を聞く。



でも最終的には理解するから飲みこみが速い奴なんだろうな。



「ってことだ、分かったか?」



俺が問いかけるとAは笑顔ではい!と言った。



身長が俺よりも少し低くて思わず頭を撫でてやりたくなる。



というかいつも問題できたら撫でてやってるんだけどな。



でも最近は太宰の野郎がそれは撫でられてる相手にとっては恥ずかしいんじゃないかなと言っていた。



手を伸ばしかけてその言葉を思い出し手を引っ込める。



流石にもう恥ずかしい年頃なんだろうか、俺が悩んでいるとAは俺の顔を覗き込んでくる。



「今日は…いえ、何でもないです。」



Aはそう言うと悲しそうに微笑んで俺の目の前からいなくなった。



俺はその後を追ってAを見つける。流石に足の速さは勝っているのだ。



「はぁはぁ…。」



Aは俺につかまると息を切らしながら下を向いた。



「さっきはどうしたんだ?何か言いかけてたが…。」



「え〜、あー、それは…。」



手に持っていた教科書で顔を隠すとAはか細い声で言った。



「今日は…撫でてくれないのかな…って思って…。」



教科書で隠しきれていない耳は真っ赤だった。…あぁ俺のとんだ思い違いか。



俺は思わず笑顔になってしまいAの頭を優しく撫でる。



「ごめんな、手前の照れた顔可愛いぞ?」



そう言うとAは教科書をぽんと落としてしまって真っ赤な顔が露わになった。



急いで教科書を拾うと失礼しました!と言って教室に向かって行った。



「〜ッ…流石に可愛すぎだろ…。」



キリトリ
落ちがない?申し訳ないですね…。
「可愛かったな。評価とコメントで感想リクエスト宜しく頼む。」

≪中島敦・谷崎潤一郎・太宰治≫取り合い のえるさんリクエスト→←日替わり!芥川君!



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chidori - リクエストいいですか?乱歩さんと社長で夢主の取り合いお願いします! (2019年3月31日 20時) (レス) id: de3706a553 (このIDを非表示/違反報告)
リデル(プロフ) - るりるり#さん» 了解しました! (2016年10月12日 20時) (レス) id: 8925998925 (このIDを非表示/違反報告)
るりるり# - リクです!太宰さんと中也で夢主ちゃんを取り合うでお願いします! (2016年10月9日 19時) (レス) id: e07374d69a (このIDを非表示/違反報告)
リデル(プロフ) - のえるさん» リクエスト感謝です!更新してきますね! (2016年10月9日 9時) (レス) id: d579af6072 (このIDを非表示/違反報告)
のえる - リクいいですか?谷崎さん&太宰さん&敦君の3人で取り合いお願いします! (2016年10月8日 22時) (レス) id: d84e7b0ba2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:リデル | 作者ホームページ:   
作成日時:2016年10月6日 21時

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