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日替わり!芥川君! ページ3

「ごほっ、ごほっ。」



仕事が終わった芥川様はまた咳をしていた。



「…。」



私はただそれを後ろで眺めている。話しかけたら邪魔者扱いされてしまうだろう。



私は樋口ちゃんと同期。樋口ちゃんと同じく芥川様の部下の様なものをやっている。



だからずっと近くで見てきていた。樋口ちゃんが話しかけては殴られているのを。



私はそんな目には遭いたくない。芥川様の嫌がる事はやらずただ側に居るだけ。



それだけでも部下としての仕事は果たせる。だから別にそれでいい。



関わりたいと思っていないと言うと嘘になる。でも関わると怒られてしまう。



それだけは勘弁なのだ。だから今日も芥川様の戦いをただ後ろで見つめている。



「おい、A、樋口。帰るぞ。」



芥川様が冷たく言い放ってくる。私は何も言わず、樋口ちゃんははい、と言って戻る。



その帰り道。



「A、少し話がある。樋口は先に帰っておけ。」



樋口ちゃんは言われた事に従い先に帰ってしまった。



私は芥川様と川の近くを歩いていた。お互い口を閉ざしていて沈黙だった。



それをやぶったのは芥川様。



「大事な話がある。」



はい、なんでしょうか。私は心の中で答える。



「…お前は僕と話すのが嫌なのか?」



どうしてそうなるんですか?私は首を傾げる。



「何故ってお前が僕と話そうとしないからだろう。」



それは樋口ちゃんと同じように殴られないようにする為です。



私はこれは流石に伝えられないと思ったので声を出した。



「それは樋口ちゃんと同じように殴られないようにする為です。」



私が言うと芥川様は眉一つ動かさずこちらを見つめた。



「僕はお前の事が好きなのだ。だからその愛しい声を聞かせてくれ。」



そう言いながら近付いてきてキスをしてくる。



私は驚きながらもそのままにしておく。



離される後に私は顔が赤くなっている事に気付く。芥川様の顔も赤かった。



「して、返事は?」



私は暫く顔の赤みが引かなかった。



キリトリ
「評価とコメントで感想またはリクエストをしていけ。したらもっとしてやる。」

≪中原中也≫先輩後輩 ゆうなさんリクエスト→←日替わり太宰さんですぞー



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chidori - リクエストいいですか?乱歩さんと社長で夢主の取り合いお願いします! (2019年3月31日 20時) (レス) id: de3706a553 (このIDを非表示/違反報告)
リデル(プロフ) - るりるり#さん» 了解しました! (2016年10月12日 20時) (レス) id: 8925998925 (このIDを非表示/違反報告)
るりるり# - リクです!太宰さんと中也で夢主ちゃんを取り合うでお願いします! (2016年10月9日 19時) (レス) id: e07374d69a (このIDを非表示/違反報告)
リデル(プロフ) - のえるさん» リクエスト感謝です!更新してきますね! (2016年10月9日 9時) (レス) id: d579af6072 (このIDを非表示/違反報告)
のえる - リクいいですか?谷崎さん&太宰さん&敦君の3人で取り合いお願いします! (2016年10月8日 22時) (レス) id: d84e7b0ba2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:リデル | 作者ホームページ:   
作成日時:2016年10月6日 21時

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