まずは日替わりの敦くんです。 ページ1
「Aさーん!」
そう言って手を振りながら近付いて来る人物。先日探偵社に入ったばかりの中島敦だ。
「何?」
特に愛想も無く冷たく返すが彼は動揺もせず話しかけてくる。
「あのですね、ここの書類どうすればいいのか知りたくて…。」
「そんなの太宰治にでも国木田独歩にでも聞けばいい。」
もじもじした様子で言った彼に私は冷たく言い放つ。
中島敦はガンとたらいを頭にぶつけられたかのようにあからさまに落ち込んだ。
どんよりオーラを漂わせ俯いている。
「…しょうがない、ここは___」
私が説明してやると中島敦はぱあっと顔を輝かせて笑顔になった。
こいつは分かりやすいんだな…。呆れながらもそんな様子を見ていると少し嬉しくなる。
「ありがとうございます!Aさんのおかげでできそうです!」
笑顔をこちらに向けてきながら書類を抱き締める。何がしたいんだ、こいつは…。
「そう、良かった。次からは他の人に聞けばいい。」
私が冷たく言い放つとまたあの顔をするんだろうか、そう思った。
でも彼は先程の様などんよりな顔はせず笑っていた。
「嫌です、だって僕Aさんがいいんです!」
いきなり何を言いだすかと思えば…。
「そんなに太宰治達の説明は理解しがたい?」
私が問いかけると彼は「むー、鈍いなぁ…。」と言いながら顔を近づけてくる。
「だからAさんが好きなんです!だから僕はAさんがいいいんです!」
顔を赤くしながらそんな事を言われる。私も顔の体温がきっと上がってきたと思う。
冷静になろうとするが中島敦は畳み掛けてくる。
「あっ!顔を赤くしたAさん、可愛いです!」
可愛い…そんな事を言われてどきっとしてしまう。
慌てていると一瞬何かが唇に触れた。
理解に数秒かかったが彼の唇が触れたのだと分かった。
「っ___!」
私は顔の体温を上昇させる。彼は顔を赤くしながらも笑っている。
「あはは、お返事待ってます。」
キリトリ
ヘタレじゃない敦くん書いてみたかったんです。
「評価とコメントで感想とリクエストお願いします!してくれたらもっとキスしますから。」
26人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
chidori - リクエストいいですか?乱歩さんと社長で夢主の取り合いお願いします! (2019年3月31日 20時) (レス) id: de3706a553 (このIDを非表示/違反報告)
リデル(プロフ) - るりるり#さん» 了解しました! (2016年10月12日 20時) (レス) id: 8925998925 (このIDを非表示/違反報告)
るりるり# - リクです!太宰さんと中也で夢主ちゃんを取り合うでお願いします! (2016年10月9日 19時) (レス) id: e07374d69a (このIDを非表示/違反報告)
リデル(プロフ) - のえるさん» リクエスト感謝です!更新してきますね! (2016年10月9日 9時) (レス) id: d579af6072 (このIDを非表示/違反報告)
のえる - リクいいですか?谷崎さん&太宰さん&敦君の3人で取り合いお願いします! (2016年10月8日 22時) (レス) id: d84e7b0ba2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:リデル | 作者ホームページ:
作成日時:2016年10月6日 21時