検索窓
今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:3,332 hit
小｜中｜大

ぬくもり ページ6

シンアはひとすじ、またひとすじと涙を流す少女の太ももに顎を乗せ、寄り添うように身を預けると、自身の体温を少女に分け与える。

仄かな温もりにハッと視線をシンアに合わせた少女は、一文字に固く結ばれた唇を緩めた。

少女はシンアの頭を優しく撫でながら、震えのなくなった自分にホッと息をつく。

二人の息遣いと静寂だけが辺りを占め、氷のように冷たい空気が頬を掠める。

緩んだ警戒心

ただ、二人は忘れていた......

此処が自分たちにとって未知の場所だということを......

警戒音→←目覚めと恐怖



→ 目次へ｜作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って！｜面白い！→ )

点数: 9.9/10 (15 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
2人がお気に入り
アイコン この作者の作品を全表示｜ お気に入り作者に追加
設定タグ：異世界 , 冒険   
作品のジャンル：ファンタジー, オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名：雛菊 | 作成日時：2017年8月21日 9時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。