探偵チームKZ事件ノート卒業式は知っている

過去(デート) ページ14

何だか気まずい雰囲気になってしまった私たち。
何か話題は無いかと探してみるけど…。
話題が、無い。
そういえば私って清水くんの事、全然知らなかったな。
さっき教えてもらって少し分かったくらい。
んー。
何か話題…。
そんな困っている私に気づいてくれたか気づいてくれてないのか分からないけど清水くんの方から話しかけてくれた。
清「立花さんって水族館好き？」
へっ？
水族館…。
彩「好きだよ。綺麗な魚とか興味あるし。」
でも、何で？
清「実はさ。水族館のチケットが２枚あるんだ。一緒に行かない？」
えっ。
それって…。
デ、デート！？
う…。
どうしよう。
彩「それっていつ？」
清「んーと。明日か明後日ぐらいには行きたいな。今、この水族館、イベントやってて。その期間が明日か明後日なんだ。そのイベント行きたいから。」
イベント…。
楽しそう！
もっ、もしかしたらデートじゃ無くてただ遊びに誘ってくれてるだけかもしれないし！
そうだよね。うん。
だったら断る理由なんてない。
彩「じゃあ。明日に行こ」
私が言うと驚いた様な顔をした清水くん。
えっ。
何で？
清「断られるのかと思ってた…。良かった。」
クスッ。
何か、可愛いかも。
その水族館に行く事で帰り道はすごく盛り上がった。
ペンギンが好きだ。とか。
レストランに可愛い料理がある。とか。
楽しかった帰り道だった。


清水くんと別れ家に入って気づいた。


私って告白OKしたから一応彼女なんだよね。
だったらこれってデートじゃない！


そう考えると頬が熱くなった。

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