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__ストムクリード・アベニュー駅付近
「
Keep out のテープが張り巡らされ、十数台のパトカー、
すでに第二防衛線まで突破されているにも関わらず、地下に送り込んだ隊の信号は尽く消滅し、インカムからは断末魔しか聞こえない。しかも殉職した隊員は
「コラコラ、これ以上アッチの兵隊増やすんじゃないわよ。退きなさい。」
現場に到着したK.Kがマーカスに下知した。
この調子でどんどん敵兵を増やされては、本命に辿り着くまでに体力がなくなってしまう。チェインからの連絡で、相手はエルダー級と下級の二体。下級は兎も角、エルダー級はクラウスが来るまでの時間稼ぎしか出来ない。
K.Kが地下鉄の中入り口を睨みつけていると、この場に似合わぬ高級車が一台到着した。スティーブンとAである。
2人は車を降りると、Aは水を纏い姿を隠し、スティーブンは此方に小走りで近づいてきた。
K.Kはそれを見ると心底嫌そうに顔を歪ませ、地下鉄へと歩みを進め始めた。
その様子を見ていたマーカスは、強靭なポリスーツでさえも危険であるのに、現場に向かうそんな軽装で2人は命を捨てに行く気なのか、と問いかけたが、ヒラヒラとスティーブンが「餅は餅屋」と、手を振るだけであった。
.
Aは専ら被害拡大を防ぐ役目に回る事が多い。外部から野次馬や敵襲が来るのを、水膜によって食い止めたり、袋の鼠にしたり...。つまりは戦闘要員から外されているのだ。
Aとてレオナルドやチェインの様に全く戦えないわけではない。水を操る能力は、簡単に敵を殺めることが出来るのだが、スティーブンが其れを許さなかった。
「(それは僕のエゴイズムだ。)」
純粋なままでいて欲しい、汚いものは見ないで欲しい。ライブラの影は、突然目の前に降ってきた光に戸惑いを感じているのだ。
「(君に命を奪わせる行為をさせたくない。)」
いつのまにか純粋に笑う彼女が、歪んでしまった彼の精神の唯一縋るものとなっていた。
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9t9 - 血界戦線大好きのスティーブン推しで貴方の作品を見つけました。本当にこの作品が大好きです！ツェッドさんとか出てきたら絡みがどうなるのかとかも楽しみだし単純にこの先の物語が楽しみでなりません！！更新が止まっていらっしゃるようですがずっと待ってます！ (2022年10月19日 16時) (
レス) @page38 id: f8f6fc2c71 (このIDを非表示/違反報告)
ひゃぼ(プロフ) - いつまでもお待ちしております...！！！ (2021年8月28日 1時) (レス) id: 4c0d27bb14 (このIDを非表示/違反報告)
アリア - 初コメ失礼します。一人称は使い分ける方が良いと思います。ちょっとしたことですがこれだけで表現の幅がだいぶ違うと思うからです (2017年10月30日 19時) (レス) id: 5884d91fd1 (このIDを非表示/違反報告)
Rin(プロフ) - メヌエットさん» コメントありがとうございます。面白いと感じて頂けて嬉しいです！ (2017年10月30日 1時) (レス) id: 409b7a99fe (このIDを非表示/違反報告)
Rin(プロフ) - nana☆さん» アンケート回答ありがとうございます！更新頑張りますね。 (2017年10月30日 1時) (レス) id: 409b7a99fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Rin | 作成日時：2017年10月23日 8時
