34ROUND ページ3
どうしよう…。
仁花ちゃん大丈夫かな。
ただでさえ、怖がりなのに。
怖がるならまだいいとして…
あ「…。」
もし、怪我でもしていたら。
あ「急がないと…。」
私は振り返ることなく、
ただただ走り続ける。
あ「…ぅぅ」
どうして、今日に限って暗いの？
心なしかいつもより外は暗く、
気味が悪い。
…
あ「！」
もうすぐゴミ捨て場というところで
ガタガタ震えている仁花ちゃんを発見。
あ「仁花ちゃん大丈夫！？」
谷「お、お…おお美味しくないですッ！！」
あ「！？」
仁花ちゃんは頭を抱えてしゃがむ。
あ「ひ…仁花ちゃん？」
谷「…！成先輩！！…すみません、私、動揺して…。すみません、遅かったですよね！？…ご、ゴミ捨てだけなのに…！」
仁花ちゃんはバタバタと手足を動かしながら
必死に謝る。
あ「ちがうの！私が謝らなくちゃいけなくて…。」
谷「へ？」
仁花ちゃんの動きが止まる。
あ「ゴミ捨ては夜危ないから、朝行くことなってて…。なのに私…無意識に返事しちゃって…。」
谷「そ、そんな謝らないでくださいッ！私、大丈夫ですかりゃっ！！」
あ「…」
語尾から感じられる"大丈夫じゃなかった感"
あ「仁花ちゃん、ごめん！！」
谷「謝らないでくださいッ」
なぜか、二人で向かい合い手を繋ぐ。
ヒュゥゥゥ…
あ・谷「！？」
夏場とは思えないやや涼しげな風が吹く。
「…」
やばい。
今まで外あまり見ていなかったけど…
木がオバケに見える。
あ「ひ、仁花ちゃん落ち着いて？」
谷「私、まだ大丈夫です…。」
あ「…。"まだ"？」
いつの間にか二人で抱き合っている。
あ「ご、ごめんッッ！私暗いところダメだ！！仁花ちゃんのこと守れないッ！」
谷「わ、私 大丈夫でしゅよッ！？」
慌ててる仁花ちゃんを見てさらに不安になる。
あ「怖いーー！」
谷「お、美味しくないですーー！！」
ガサガサガサッ
あ・谷「！？」
今までの木が揺れていた音とは
明らかに違う。
…近い。
あ「大丈夫、落ち着いて？…ぅ。」
谷「成先輩もおおお落ち着いてくだシャチッ…」
ガサッ
あ・谷「ギャァァァァァ」
清「大丈夫。」
「…」
一瞬時が止まる。
あ「き、潔子…？」
。。。。。。。。。。。。。。。。
順位が更新されてました(;-;)
読んでくださってありがとうございます！
仁菜
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仁菜(プロフ) - 茉莉さん» 両方ありがとうございます！！がんばります(^O^) (2016年5月12日 22時) (
レス) id: 8905b0bb0c (このIDを非表示/違反報告)
茉莉 - 菅原さんの方も見ました。どちらもすごく面白かったです!これからも、頑張って下さい。 (2016年5月12日 5時) (レス) id: b88fb0edaf (このIDを非表示/違反報告)
仁菜(プロフ) - utikomaさん» コメありがとうございます！！すごい嬉しいです！！！ (2016年4月20日 22時) (レス) id: 8905b0bb0c (このIDを非表示/違反報告)
仁菜(プロフ) - うたさん» ありがとうございます(;-;) (2016年4月20日 22時) (レス) id: 8905b0bb0c (このIDを非表示/違反報告)
utikoma(プロフ) - お疲れ様でした。この作品を読んで、ぐぐっと赤葦ファンになりました。２ルートのハッピーエンド、どちらも良かったです。ありがとうございました♪ヽ(´▽｀)/ (2016年4月20日 22時) (レス) id: 61db9ad252 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：仁菜 | 作成日時：2016年4月3日 23時
