美人マネに宣戦布告【菅原孝支】

3ROUND ページ4

澤「聞いてるか？」



あ「あ、ごめん…。」



澤「東京合宿が勝負だな。他校の強さを吸収して、身に付けよう。」




菅「おぅ。」
東「あぁ。」



大地の一言で、皆の顔つきが変わる。
さすが、主将。



あ「潔子！私たちも頑張ろう！」


清「うん。仁花ちゃんにも仕事を教えないと。」



あ「うん！」



元気に返事しつつ、内心ドキドキ。

潔子美しすぎるッ…。



…美しすぎるのは前から分かっていたこと。


私は変わるんだ！！

ガッツポーズを決める。



澤「成瀬どうした？」

菅「これが成瀬の通常運転。」

東「だな。」



あ「ヒゲチョーップッ！」



東「痛っ！なんだよ！」



そう、私は変わるんだ。

何を変わるか…。

それはスガとの関係。


もちろん、バレーのこともだけど。


この合宿で私は好きって伝えるんだ。



あ「…」



チラッ

潔子を見る。



あ「ぅ…。」



私は潔子に敵うのだろうか。



弱虫退散ッッ！



今度は軽く自分にチョップ。



清「A大丈夫？」



澤「…。」



菅「大丈夫。大丈夫。」



こんな時まで、スガは潔子か！！



もういいもんね、
私は潔子に宣戦布告だ。



清「何か顔についてる？」



あ「何にもついてないよ！！…旭なんで怯えてるの？」



後ろの方でカタカタ震える旭。



東「だ、だって、成瀬がおかしいから。」



『…』



澤「よし、帰んべ。」
菅「帰んべ。」
あ「うん。」
清「…。」



東「え、無視？」

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