youth 46 ページ46
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慎「なんだー、お前本当は良い奴だったんだな。勘違いしててごめんなあ！」
樹「そうなんだよ！俺めちゃくちゃ良い奴なの」
「今ので全部台無し」
ジェ「AHAHA!!!ちょっと、この肉うんまい！」
慎太郎との両想いが発覚してから1週間。
ジェシーの粋な計らいにより、4人で鍋パーティーすることになりました。
何故か言い出しっぺのジェシーじゃなくて、慎太郎の家でなんだけど。
ジェ「樹は慎太郎がAを好きだってことも気付いてたんでしょ？」
樹「うん、お前スマホケースに四つ葉のクローバー挟んでるべ」
慎「なんで知ってんの！？」
樹「あの日夜すれ違った時に見えた」
「え、いつの間にそんなことしてたの」
衝撃の事実なんですけど。
前までは部屋に部屋の写真の隣に飾ってたのにね。
そういえば、今写真の隣に何もないわ。
慎「見ないでよヘンタイ！」
樹「ねえこいつってこんなキャラなの？」
「残念ながらこんなキャラなの」
ジェ「AHAHA!!!慎太郎残念ながらって言われてるよ！」
慎太郎をチラッと見ると、まるで鬼瓦のような形相でこちらを見つめている。
樹「Aちゃんツンデレだね、萌える」
慎「お前今なんつった？」
樹「あのさ、前から言おうと思ってたけど俺先輩な」
慎「んな細かいこと言うなよーほら、肉食え肉」
樹「とか言いながら俺に野菜ばっかよそってんじゃねーよ！」
2人の小競り合いをニヤニヤしながら見ていたら、隣のジェシーもニヤニヤしていた。
目を合わせてふふっと笑い合う。
ジェ「喧嘩するほどなんとか、ってね」
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作者名：姫野
| 作成日時：2022年9月3日 22時
