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5話 ページ5

がちゃん


マンションについて部屋のドアを開けると、足元には彼の靴


そしてそのまま前を向くと、腰に手を当てて少しお怒り気味のセンラさん


…なにしても可愛いとかずるい



「俺からの確定ファンサで号泣してたAちゃん遅かったやん、おかえり〜」


『……最前のセンラーお姉さんに指ハートしてた人に言われたくないです〜』


「んふ、そうやっけ?
…それより今日のヘアメ?めっちゃ可愛い。今日おったセンラーの中で1番目立ってた」


『〜っ、ほんとずるい、、さらっと話変えたの分かったけど恥ずかしくてそれどころじゃないしムカつく』



1日でいったい何回赤くなるんだ、というほど赤く染まった顔を隠すようにセンラさんのお腹にぐりぐり頭を押し付けると、優しく抱きしめ返してくれた


頭ぽんぽんとかイケメンしか許されないことをイケメンがすんな



「んふふ、俺の勝ちやな」


『………でも私、センラさんが花鳥風月で振り付け何回か間違えたの知ってる』


「…おい」


『途中で水飲もうとしてストロー空振ってたのも見たし』


「やめろ」


『銀テ飛んでる時みんなが見てないからって一瞬変顔したのも見た』


「変なとこばっか見んでええねんお前は!!!」


『、ずっとセンラさんしか見てないし』


「…あー、もう急にそんな可愛いこと言わんとって」



もおお、と珍しく照れた様子のセンラさんは私のことを軽々と抱っこすると微かに触れるキスを落とした



「…ふ、また赤くなった。かわい」


『…………………だいすき、』


「なに急に笑
…言いたくなったん?」



こくん。首を縦に動かして彼の首筋に顔をうずめた


この匂いが安心して

この匂いじゃないと、ダメで


いつのまにか嗅ぎなれてしまった彼の香りを、胸いっぱいに吸い込んだ

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設定タグ:歌い手 , 浦島坂田船 , センラ
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らいるぁ(プロフ) - たろちゃんさん» おかえりなさい!! (2019年11月10日 2時) (レス) id: e6d8791f47 (このIDを非表示/違反報告)
イアナ(プロフ) - 待ってます!! (2019年10月1日 9時) (レス) id: c58602d2dc (このIDを非表示/違反報告)
らいるぁ(プロフ) - 待ってます!! (2019年9月27日 0時) (レス) id: e6d8791f47 (このIDを非表示/違反報告)
ななせさま - たろさん天才ですか、、、、なるほど天才ですね;_;出るまで全裸待機して気長に待っておきます(ぐふふ) (2019年8月30日 1時) (レス) id: 217d972b87 (このIDを非表示/違反報告)
ななせさま - まじで本気で大好きな小説なんです(TT)良ければ緑の方バージョンのこの小説って作っていただけること可能でしょうか?可能でしたらぜひともお願いしたい限りです(TT) (2019年8月15日 6時) (レス) id: 217d972b87 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:たろちゃん | 作成日時:2019年6月27日 21時

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