よん ページ4
「じゃじゃーん！丸山危機一髪ゲーム」
「うわ！なにそれ？」
「ほんまになにそれ？作ったん？」
「え？ヤスくん作ったん？」
「写真貼っただけやで」
黒ひげの顔が俺の顔になってる
「ほんならな、順番にマルの好きなとこ言いながら刺していってな。
当たった人はカメラの向こうのマルに向けて本気の愛の告白」
「えー！めっちゃはずかしいやつー！」
「俺が、一番恥ずかしいわ」
「やさしい」
「めっちゃやさしい」
「むっちゃやさしい」
「もっちゃやさしい」
「ごっさやさしい」
「ごっさってなに？？」
２人共
めっちゃうれしそう楽しそう
なんか
むしろそっちにまざりたいんやけど
「やさしい以外にないの？」
「…そうやなぁ…」
「………」
「………」
「おい！そこ悩まんといてな！！！」
「あ！わかった！」
「なに？」
「ベースが上手い！」
「ほんなら、歌が上手い！」
「トークが上手い！」
「え？トーク上手いかぁ？」
ひゅーん
「あー！！！！」
Aの負け
「トーク上手いとか言うからやで」
「うそ。そんなルールなの？ちょっと待って！時間ちょうだい」
そう言って
画面から消えるA
ヤスが
カメラの前に来て
「いま、Aが考えてる間に俺からマルへ」
「いつもありがとう。なんやかんやいうていっつもマルに助けられてる。
ほんまにありがとう。これからも一生仲良くやっていきましょう。」
そう言って
「はずかしいわー」
って後ろに倒れていなくなる
「…ありがとう。ヤス」
なんだか
胸の奥がジーンとあったかくなった
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作者名：たいち | 作成日時：2014年12月4日 2時
