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一条「…怖かった?」
「う…はい」
一条「…Aちゃん、君が入ろうとしているのはこれよりもっと血生臭い世界だ。
厳しいことを言うようだけど…あれぐらいで恐れてちゃ渡世ではやってけない。刃物や銃を前にしても恐れてることを悟られたら舐められる。」
「はい」
チラッとAの不安気ながらも覚悟を決めようと真剣な表情を見て一条はクスリと笑い、こう続ける
一条「勿論それだけじゃなく、しっかりパソコンと向き合ったり、商売したりしてお金を得るのも仕事だけどね。」
「…はい」
一条「俺や清水、皆Aちゃんと仕事出来るのを楽しみにしてるからね。」
「…はい、あの、待っててもらえますか…?きっと立派な剣士になります…!だから…」
一条「待ってるよ 命あるなら いつまでも」
一条の言葉を聞いてAは目を輝かせた。
「出来るだけ急ぎますねっ」
一条「年数経過ばっかりは焦ってもしょうがないから、高校まで行ってから沢山の教養を身に着けておいで。これからの時代、極道は頭も大事だから」
「はいっ」
(厳しい言葉…!でも…なんかキュンってした…!)
この日をきっかけに、およそ6年後、乙女な剣士が京極組に爆誕することになる。
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ひなえ(プロフ) - 黄昏さん» 読んでいただき、ありがとうございます!亀更新ですがこれからもよろしくお願いします。 (2022年7月6日 14時) (レス) id: a16a1e4961 (このIDを非表示/違反報告)
黄昏 - 初めまして、「私、気が付いたら極道でした」を読ませて頂きました。とても、面白くて続編を楽しみにお待ちしております。 (2022年7月6日 3時) (レス) @page26 id: 7ec4680236 (このIDを非表示/違反報告)
みたぞの(プロフ) - オリ/フラ立ってますよ!!続編作ってもフラグのチェックが入ってしまいます!!確認して外して下さいね!! (2022年6月29日 22時) (レス) id: 5dcad8042f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひなえ | 作成日時:2022年6月29日 18時