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親分「あぁ、話せば長くなるのだが…」
源十郎「でしたらこちらへどうぞ。A、お茶をお出しするんだ」
清水「差し出がましい真似をして申し訳ありません、よろしければ私が…」
親分「おや…台所をお借りしていいかな?源十郎」
源十郎「…はい、どうぞ」
清水がお茶を淹れ、客間に座り、清水は近くで見張りをし、一条はAの模造刀での稽古を頼まれた。
「よ、よろしくお願いします…えっと一条の…兄貴?」
一条「うん。よろしくね、Aちゃん。」
晴れ渡る空が茜色に染まり、一日中暑い夏の夕暮れ
その日こそが幼い少女と、極道二年目の青年が出会った日だった。
一条「とりあえず打ち込んでみて、問題があったらゆっくりそこを直していこうか」
「はいっ」
落ち着き払った様子で話す19歳の青年は10歳のAには非常に大人に見えていた。
そしてニッコリと笑う青年の顔は赤々と夕陽に照らされ、サラサラとした金髪がキラキラと光る。
「綺麗…」
思わず呟やいてしまうほど、その姿はこの世のものと思えない程美しかった。
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ひなえ(プロフ) - 黄昏さん» 読んでいただき、ありがとうございます!亀更新ですがこれからもよろしくお願いします。 (2022年7月6日 14時) (レス) id: a16a1e4961 (このIDを非表示/違反報告)
黄昏 - 初めまして、「私、気が付いたら極道でした」を読ませて頂きました。とても、面白くて続編を楽しみにお待ちしております。 (2022年7月6日 3時) (レス) @page26 id: 7ec4680236 (このIDを非表示/違反報告)
みたぞの(プロフ) - オリ/フラ立ってますよ!!続編作ってもフラグのチェックが入ってしまいます!!確認して外して下さいね!! (2022年6月29日 22時) (レス) id: 5dcad8042f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひなえ | 作成日時:2022年6月29日 18時