（Ｃ）〜前言撤回〜 久我 ページ40
俺の名前は久我虎徹
高砂「ごめんなさいね虎徹ちゃん。全くそんなつもりはなかったのだけど…」
久我「あ、頭上げてくださいっ…大丈夫ですから！」
「…」
昼間っから顔を真っ赤にしてポケッとしている雛乃に、心配そうに謝るばかりの高砂の兄貴というなんとも混沌とした状況に立たされる武闘派の極道だ。
事の始まりは高砂の兄貴が見回り中にとある洋菓子屋の前を通った時、カヌレやパウンドケーキを紹介するのぼりを見て
高砂「美味しそう…皆に買っていこうかしら」
俺達にちょっとしたプレゼントのつもりで皆で食べれるように、とフルーツパウンドケーキを買ってきてくれたことだった。
高砂「皆で１つずつ食べましょう、親父さんもどうぞ」
五十嵐「おぉ、悪いな。」
久我「ありがとうございます！いただきます」
「まぁ…美味しそうですねぇ。ありがとうございます」
そうして皆で高砂の兄貴が買ってきてくれたフルーツパウンドケーキを皆でつまんだんだ。
一条「カステラの 甘みが身体 染み渡る」
佐古「一条の兄貴、これパウンドケーキですよ」
俺は菓子についてなんて詳しくねえし、作ったりもしねえから食べるまでわからなかったのだが…
久我(ん！？この味は…)
そう、そのフルーツパウンドケーキにはたっぷりのラム酒が使用されていたのだ！
久我(やべえ！これ雛乃が食べたらマズイんじゃ…！)
久我「雛乃っ食べ…！」
俺が慌てて呼び掛けるも…
「…？」
俺が気付いて言った時には雛乃はもうそのフルーツパウンドケーキを咀嚼し終えており、更に飲み込んでしまっていた。
久我「あああ…」
俺は正直、雛乃と付き合うまでは菓子に使われている僅かなアルコールで酔う人間がいるとは思っていなかった。
守若の兄貴でさえサワーなら２杯までギリ飲めるからな。
そんなもんは都市伝説だろうくらいに思っていたんだ。
しかし、本当にアルコールが根っから駄目な人間というのも存在するらしく…
高砂「あら、どうしたの？虎徹ちゃ…って…えぇ！？」
直後、俺の視線の先を見て高砂の兄貴が目を丸くして心底驚いた顔で叫ぶ
高砂「雛乃ちゃん！？大丈夫！？」
「らいよーぶ……らいよーぶれす…」
久我「呂律も回ってねえじゃねえか！」
俺と高砂の兄貴は慌てて駆け寄りフラフラした雛乃を支える。
そう、雛乃はパウンドケーキ一切れで酩酊してしまっていたのだ。
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ひなえ(プロフ) - みぃさん» はじめまして！ありがとうございます！ＢはＡ、Ｃとは違い報われなかった片思いを引きずっているちょっと影がある女性として書いていますので、喜んで頂けたのなら幸いです😆 (12月30日 6時) (
レス) id: a16a1e4961 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - の、野田の兄貴が...めっちゃいい！ なんかちょっと切なくてめっちゃ好きです〜！！ (12月30日 3時) (レス) @page29 id: 8a88aac5da (このIDを非表示/違反報告)
ひなえ(プロフ) - ゆずさん» ありがとうございます！私の一番の推しは一条の兄貴です😊産後にバグ大を知ったキッカケでもありましたので☺️ (12月14日 21時) (レス) id: a16a1e4961 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - 新作おめでとうございます！以前から気になっていたのですがひなえ様の推しキャラって誰なんでしょうか？😌 (12月14日 21時) (レス) id: 69150dbb82 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひなえ | 作成日時：2023年11月28日 1時
