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そう思っていた感情０なAは、コインを投げて裏が出たので佐古が殴られているうちに立ち去ろうとしたが、そうは問屋が卸さなかった。
佐古を殴っていた男の一人が、Aの腕を掴んで捕まえたのだ。
「…」
男３「おいおい嬢ちゃん、逃がすわけな…痛っ！？」
殴られ続けていた佐古が落ちていた石を男目掛けて投げつけたのだ。
佐古「お、俺はまだ…」
男２「なんだこいつ！？しぶてぇなぁ！」
既に顔面ピカソになっているが、それでも意地で立ち上がったのだ。
そして佐古は男とAの間に滑り込む。
「え…」
佐古「俺だって京極組だ！手は出させないからな！」
「…！！」
佐古は足を震えさせながら怒鳴る。それはまさに男として、極道としての意地だった。
今この場でAが男達と戦えば即座に片が付くだろう。佐古がAよりも弱い事は明白だった。
しかし、頼りない筈のその背中を前にしたAは生まれて初めてドクンと胸の高鳴りを感じ、初めての気持ちに駆られていた。
(守らなきゃ…私が守らなきゃ…)
隠しているナイフに手が伸びる…しかし次の瞬間、オレンジ色の髪の男が凄いスピードで走ってきた。
久我「何してんだてめえらぁ！」
男２「げえぇっ久我！？」
男１「やべぇ！逃げ…ごはぁっ！？」
久我「そのまま帰すわけねえだろうが！」
久我はそう言うと男３人を瞬く間に殴り倒して、男の髪を掴むと殺気をぶつけながら男達に凄む。
久我「ねえチンピラくんたち、この街で何かしようもんならこうなるの、おわかり？」
男３「ひゃ、ひゃいぃ」
男２「ごめんなざいぃぃ」
久我「次見かけたら殺す。さっさと失せろ」
男１「す、すみませんでしたあぁ！」
ひぃひぃ言いながら逃げ去っていく男達に悪態をつき、久我は佐古に声を掛ける。
久我「おい佐古ぉ、顔面ピカソじゃねえか…あんな奴ら相手に負けてんじゃねえよ。…っと、悪いな嬢ちゃん。大丈夫だったか？」
そう声を掛けた久我は、Aの顔を見て少し顔を赤らめて視線をそらした。
久我(うお…マジで可愛い顔した子だな…)
「…え、はい。ありがとうございました…」
(私、一般人だと思われてるんですね…)
佐古「な、なんのこれしき…お怪我はないでしゅか…」
久我「お前は何もしてねえだろうが」
佐古「ええっ！？でも俺ちょっとは頑張ったんですよ！？」
コントのような会話をする二人にAは初めて吹き出す。
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ひなえ(プロフ) - 蘭さん» 喜んで頂けて良かったです！またお願い致します😆 (2023年1月9日 8時) (
レス) id: a16a1e4961 (このIDを非表示/違反報告)
蘭 - ありがとうございました!(^^)!本当に素晴らしいお話にしてくれて感激です！これからもこの作品を応援していきます！またリクエスト募集の時はよろしくお願いいたします！ (2023年1月9日 6時) (レス) @page50 id: e96f393873 (このIDを非表示/違反報告)
蘭 - 本当ですか！ありがとうございます、それでは楽しみに待っています！ (2023年1月8日 6時) (レス) id: 8aedf850ca (このIDを非表示/違反報告)
ひなえ(プロフ) - 蘭さん» ギリギリこちらに入りますので大丈夫ですよ😄 (2023年1月8日 6時) (レス) id: a16a1e4961 (このIDを非表示/違反報告)
蘭 - 出来ることなら私のリクエスト作品をこの6作目に載せることは出来ますか？更新が楽しみで待ち遠しいです！無理なら大丈夫です💦あっ、急かしているつもりは一切ありませんので💦 (2023年1月8日 6時) (レス) id: 8aedf850ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひなえ | 作成日時：2022年12月18日 19時
