〜甘い甘いティータイム〜 相良夢 甘 ページ3
⚠相良と夢主様は同期という設定です。２人の交際は構成員全員が知っています。
「…眠い」
相良「寝たら今月きつくなるぞ」
「うー…やるよ、やりますよ…。」
とある平日の昼過ぎ、Aと相良颯誠は京極組の一室でソファに隣同士で座り、シノギをこなしていた。
昼過ぎというのはどうしてこうも眠くなるのか、そこから一度だけ大きく伸びをしたが、どうにも集中力が途切れたのかパソコンに向かい合わずに相良に寄り掛かった。
相良「うおっ…なんだよ」
「ねぇ颯誠、クッキーあるんだけど、食べる？」
相良「おー」
「あ、お茶ね、紅茶淹れるよ。この紅茶クッキーに合うんだよねぇ。はい。熱いからね」
相良「んー」
「美味しいでしょー？これ。」
相良「ん」
Aは、少し休憩と言わんばかりにもう一度相良に背中をつけて脱力した。相良はパソコンに目を通しながら、Aの用意したクッキーを適当に口に放り込み生返事をすると、お世辞にもお行儀が良いとは言えない持ち方でカップを手に取り、紅茶でクッキーを流し込む。
相良「……んなよ…」
「ん？何かいった？」
相良「ふざけんなよ。…A、お前俺の給料下げる気か？」
「えぇっ！？なんのこと？」
突然発せられた言葉に動揺していると、相良は自分の上体を軽くひねり、Aを後ろから抱きしめた。
「颯誠！？」
相良「そんなくっつかれたら仕事どころじゃねェんだよ！いちいち言わせんな！」
赤くなって怒る様子に少しだけ驚き、照れているらしい相良を見てついニヤけてしまう。
「颯誠照れてる〜♡可愛いところあるんだねぇ♡」
相良「…」
(あ、黙っちゃった。からかいすぎたかな)
相良「…煽ったのはお前だからな？」
真上からAを見下ろす相良は先程とは違いニヒルな笑みを浮かべる。まずい、そう思ったときには既に遅かった。急にソファから立ち上がった相良は支えを失ってよろけたAの正面に回り込んですぐに両手首を抑える。
「待って！ごめん！謝るから許して！ね？！」
相良「謝って済むほど極道は甘くねぇだろうが」
手首を抑える力を強めAの額、右頬、左頬にキスをする
「そっ颯誠…やめっ…」
やがて唇に触れそうな距離まで近付くと相良の動きがピタッと止まった。
相良「俺を怒らせたんだ…罰は当然だよなぁ？今のが前払いだ。残りは…今夜家行くからそのつもりでいろよ」
そして耳まで赤くなったAを楽しそうに見つめて仕事に戻るのだった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 46人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆう - 一条さんのプロポーズに惚れました！！！！ (2022年11月1日 18時) (
レス) @page33 id: 945705f77e (このIDを非表示/違反報告)
鈴 - 一条さぁぁん！！プロポーズが素敵ですぅぅ！！ (2022年8月6日 6時) (レス) @page33 id: e9f5fada24 (このIDを非表示/違反報告)
もっち(プロフ) - 一人一人の話が長くて好きです！更新待ってます( ^ω^) (2022年7月13日 15時) (レス) @page7 id: 52318af24f (このIDを非表示/違反報告)
夢女子うさこ - 嗚呼嬉しいです相良さんいないの多かったので嬉しいです！ (2022年5月29日 23時) (レス) id: 2580a6b5e0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ひなえ | 作成日時：2022年5月27日 13時
