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139話inアメリカ ページ5

「え、あんな些細なこと、覚えてたの?」

フードを被っているせいで顔の半分は見えなかったが、かすかに声が上ずっている。

『やっぱり!』

会えて嬉しいと続けると、彼女は肩を縮めて黙ってしまった。
どうしたものかと考えているうちに、「じゃあ1限は移動教室だから!」
というヘレンの声が響いた。

『あ、良かったら一緒にいかない?ロゼさん。』

そう声をかけると、低く、でもどこか気持ちがいい男の声が降って来た。

「おい留学生、あんまそいつと一緒にいっとホルモン移されるぜ。」

後ろには2,3人の男子がいて、クスクスと笑っている。

『ねぇ、さっきも聞こえてきたけど、ホルモンって何?個性か何か?』

そう言うと先ほどのたれ目の男子が口を開く。

「こいつの個性はしょぼいから。ホルモンってのは”胸”がでかすぎるからって理由。」

さも当然のように話す彼に、思わず目を見開く。

『…そんな幼稚なこと、高校生でやってるの?』

その言葉に教室が凍りつく。

続けて言葉を浴びせようとした時、隣にいたロゼがいきなり立ち上がりAの腕を引いて
教室を出て行った。


しばらくして階段の死角になるところで立ち止まりAの方を振り返る。

その唇は震えていた。


「ご、ごめん。嫌な思いをさせてしまって。悪かったわ。」

長袖のパーカーを摩りながら彼女は続ける。

「あいつ、レオって言うの。一応幼馴染。昔は仲が良かったらしいんだけど、いつからか
疎遠になって、」

中学の時胸が大きくなりすぎて、ホルモンの暴走だって言われたのがきっかけ。と自傷気味に吐き捨てた。

『それでパーカーを着ているの?』

「うん、変なもの見せるなって言われたこともあったから。」

あまりにショッキングすぎて言葉が出てこなかった。
世界でもトップレベルのヒーロー高校が、入ってみればこんな情けないことをやっているなんて。

Aは少し考えた後、ロゼの肩を掴む。

『今日、ちょっと付き合ってくれないかな』

「……へぁ?」

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設定キーワード:僕のヒーローアカデミア , ヒロアカ , 爆豪勝己   
作品ジャンル:恋愛
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MAKEOVER(プロフ) - ハゲ!ばか!さん» ありがとうございます!嬉しいです^^ (3月25日 22時) (レス) id: 6f5c55dffc (このIDを非表示/違反報告)
ハゲ!ばか! - 大変よいですね! (11月16日 20時) (レス) id: 16f3197883 (このIDを非表示/違反報告)
MAKEOVER(プロフ) - 夢桜さん» 応援ありがとうございます!最初から読んで頂いてるなんて凄く嬉しいです^^!ラストスパートですので、完結までお付き合いいただけると嬉しいです! (8月28日 0時) (レス) id: 6f5c55dffc (このIDを非表示/違反報告)
夢桜(プロフ) - ひえぇ!!まさか2年の体育祭を見れるとは思いませんでした!!最初から読ませて頂いてます!とても内容などが好きです!!これからも無理はせず頑張って下さい!! (8月26日 13時) (レス) id: 505f8e7c76 (このIDを非表示/違反報告)
MAKEOVER(プロフ) - 波風さん» お待たせしました!最後までお付き合いいただけると嬉しいです^^! (7月18日 0時) (レス) id: 6f5c55dffc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:MAKEOVER | 作成日時:2018年7月8日 14時

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