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161話(麗日side) ページ27

壮絶だった。
誰も予想できない試合に、何度も何度も息を呑む。
でも観客の私たちですら分かる、最後の攻撃に自分たちすら身構えた。

刹那、会場が光に包まれてその閃光を追う様に衝撃音が鳴り響いた。

「3人とも大丈夫やろか!!」

周りのA組も心配の色を隠せない。
砂煙が徐々に薄くなると、立っている人影が見えてきた。

「梅雨ちゃん!!良かった生きとる!!」

思わず横の座席にいた蛙吹と手を取るが、会場はその光景にざわついていた。
目をこらしめて見るも、こちらからでは良く分からない。
そこに状況を伝えるプレゼントマイクのアナウンスが入った。

「なななな!!なんてこった!!?

3人とも立ったまま気を失ってやがる!!!」

その音声に会場の誰もが「「まじかよ!!」」と声を上げたのは言うまでもない。



――――――――――――――――
爆豪side

「こんなもんいるかーーー!!
俺は完膚なきまでの1位じゃなきゃ意味がねぇんだよ!!
3人揃って同じメダルなんてごみだ!!」

そう言って暴れる幼馴染はまた厳重なベルトで固定されている。デジャヴ…。

「(こんなんじゃ意味ねぇんだよ。Aより強いことが証明できなきゃ。)」

体をベルトに預けぐったりと項垂れる爆豪だが、右側から視線を感じゆっくりと顔を傾ける。
視線の先には、何か不満げな、物言いたそうなAの顔。

「…んだよ。」

そう言うとより一層不満げ(表情は変わらないが爆豪にはそう見える)に視線を外し正面を見ながらゆっくりと口を開く。

『悔しいの、勝己だけじゃないんだけど。』

「は?」

予想だにしなかったAの発言に思わず間抜けな声が出た。

『私だって単独一位、狙ってた。』

そう言うともう一度こちらに視線を送り

『次は負けないから。』

と真っ直ぐに伝えてきた。その言葉に反応できずにいると、反対側に立っているデクにも
『出久もだからね』と宣戦布告していた。

意外過ぎるAの言葉に全身がぶわっとなり、額には汗が滲んで来る。
緩んでしまう口元を手で覆いたいが、生憎拘束されておりそれは出来ないので、必死に下唇をかむ。

畜生、こんなんで喜んでちゃいけねぇのに。



やっと対等なライバルになれた気がしたんだ。

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設定キーワード:僕のヒーローアカデミア , ヒロアカ , 爆豪勝己   
作品ジャンル:恋愛
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MAKEOVER(プロフ) - ハゲ!ばか!さん» ありがとうございます!嬉しいです^^ (3月25日 22時) (レス) id: 6f5c55dffc (このIDを非表示/違反報告)
ハゲ!ばか! - 大変よいですね! (11月16日 20時) (レス) id: 16f3197883 (このIDを非表示/違反報告)
MAKEOVER(プロフ) - 夢桜さん» 応援ありがとうございます!最初から読んで頂いてるなんて凄く嬉しいです^^!ラストスパートですので、完結までお付き合いいただけると嬉しいです! (8月28日 0時) (レス) id: 6f5c55dffc (このIDを非表示/違反報告)
夢桜(プロフ) - ひえぇ!!まさか2年の体育祭を見れるとは思いませんでした!!最初から読ませて頂いてます!とても内容などが好きです!!これからも無理はせず頑張って下さい!! (8月26日 13時) (レス) id: 505f8e7c76 (このIDを非表示/違反報告)
MAKEOVER(プロフ) - 波風さん» お待たせしました!最後までお付き合いいただけると嬉しいです^^! (7月18日 0時) (レス) id: 6f5c55dffc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:MAKEOVER | 作成日時:2018年7月8日 14時

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