幻太郎が嫉妬する話4 ページ19
「え、夢野先生、どこ行くんですか?」
「さっきは幻太郎って呼んでくれたじゃないですか」
「う…げ、幻太郎先生、どこに」
「家に帰ります」
「え〜、帰っちゃうの?」
「小生は怒っているんです!乱数、お邪魔しました!」
そう言うと、私を連れてどんどん進んでいった。
そう遠くない先生の家には数分で着き、すぐに先生の家に押し込められる。
「先生…まだ怒ってます……?」
「キスは小生が阻止したのでもうそれに関しては怒ってません」
「え、じゃあなにに怒ってるんですか?」
「王様ゲームですよ。なんで突然王様ゲームなんてしようと言い出したんですか?」
「そ……れは…」
正直に言うべきか…?でも正直に言うとまた怒るかなぁ。
「怒らないので正直にいってください」
「それ怒るやつじゃないですか」
「大丈夫ですよ。理由が知りたいだけです」
「……本当に怒らないでくださいね…?その、友達に彼氏と戯れるいい理由はないかって聞いたら王様ゲームって言われて…それでちょうど毎日一緒にゲームをしていたPosseの皆さんにお願いした…といいますか…」
「…はあ、そんなこと、言ってくれればいくらでもかまいましたよ。というか、Aは他の人と当たってそういう風になってしまうということは考えなかったんですか?」
「あ……言われてみれば…」
「だから最初から嫌だったんですよ。全く、そういうところが抜けてますね。そのご友人もご友人ですが…おそらくからかっただけでしょう。真に受けてはいけませんよ」
「…ごめんなさい」
「今後気を付けてくれればいいです。で、小生にどうして欲しいんですか?」
「えっ…」
思わず先生を見る。いつもの優しい顔をした先生だ。もう怒ってないらしい。
恥ずかしいけど、せっかく先生がどうして欲しいか聞いてくれてるんだ…言わなきゃ!
「か…構って欲しいです……」
「そうです、最初からそう言っていればよかったんですよ」
そう言うと先生はぎゅっと私を抱きしめて、耳元で
「もうあんなことはさせませんよ。好きです、A」
と言った。
私はすぐに赤くなってしまうと、先生は、からかい甲斐がありますね、と笑った。
「私も好きです、幻太郎先生」
幸せな時間に溺れていく私を先生は優しく受け止めてくれたのだった。
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芽月(プロフ) - 結城さん» ありがとうございます!キュンキュンさせることができてよかったです!リクエストありがとうございます、準備でき次第投稿していきますのでよろしくお願います! (2018年8月13日 11時) (レス) id: e23601d3dc (このIDを非表示/違反報告)
結城(プロフ) - 完結お疲れ様でした!個人的に幻太郎が推しでめっちゃキュンキュンしてました(*´∀`*)リクエストで幻太郎が嫉妬する話を読みたいです! (2018年8月12日 22時) (レス) id: ef5937f70b (このIDを非表示/違反報告)
芽月(プロフ) - ぬぬぬさん» 山田兄弟しんどいですよね...あれ、綺麗なジャイアンだと思ってます笑よく聞けば確かに声がジャイアンですもんね笑 (2018年8月12日 17時) (レス) id: ffd8fb249b (このIDを非表示/違反報告)
ぬぬぬ(プロフ) - ブクロとシブヤ!?一緒です!!これって運めi…((夢野さんと一兄が好きです!だけど一兄の声がジャイアンだと知って… (2018年8月12日 17時) (レス) id: 43acd54f1e (このIDを非表示/違反報告)
芽月(プロフ) - ぬぬぬさん» 私はブクロとシブヤの箱推しです…みんなかっこよくて推しが定まらなくって!ぬぬぬさんは幻太郎推しですか? (2018年8月12日 17時) (レス) id: e23601d3dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:芽月 | 作成日時:2018年8月7日 0時