夏休み ページ36
Aside
それから家までの帰り道。
暑っついねぇ、なんて言いながら
夏恋と駅までの道をゆっくり、、
いや、だらだらと歩いて
駅前のコンビニでアイスを買う。
夏恋は棒付きアイス
私はカップアイス。
「夏休みかぁ、早いな笑」
『んね、ほんと。』
「きっと、高校の3年間もあっという間なんだろうね」
『嫌だな、ずっと青春してたい』
「うん、大人になりたい気もするけど、笑」
まだ夏休み。って言えるのも今のうち。
最初の夏休みからしっかり充実させたいな。
アイスをちょうど食べ終えた頃に電車も到着。
車内はクーラーが効いてて、
じんわりかいてた汗も引いた。
そして、降りる駅が違う私たちは
いつものように
電車の中でバイバイと手を振って
夏恋が先に降りてく。
そこから少し揺られて着いた駅。
近くにいたおじさんに続いて私も降りた。
外に出た瞬間暑すぎて
車内がどれだけ涼しかったのか実感。
これ、夏という季節の中で1番嫌い。笑
駅の近くはまだ明るい時間だからか、
高校生が沢山いて
同じ制服の人もちらほら。
中務先輩、いないかなって
探してみたけどいないみたい。
今日もバイト、？
そんなこと考えながら本屋さんの前で足が止まる。
どうしよう、今日はほんとに用がない。
本を買わないのに入るだけって迷惑な気するし
今日はそのまま帰ってしまおう。
そう、そうだ。
中務先輩に会いたい、だなんて思ってない。
思うはずがないし。
「お、Aちゃんやん笑」
彼はなんて罪な人でしょう。
・
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亜嵐LOVE - やっぱり面白すぎて何回も読みに来ちゃいますね、ゆっくりで良いので更新頑張って下さい！ (2020年6月7日 7時) (
レス) id: 1d6fa76e88 (このIDを非表示/違反報告)
亜嵐LOVE - 応援してます更新頑張って下さい (2020年3月13日 17時) (レス) id: 1d6fa76e88 (このIDを非表示/違反報告)
亜嵐LOVE - この物語めっちゃ好きです (2020年3月13日 17時) (レス) id: 1d6fa76e88 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たらこ | 作成日時：2020年1月2日 9時
