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Aside





家に帰る前、
やっぱり目に止まってしまう本屋さん。
きっと中務先輩に会ったあの日から
この本屋さん、よく来るようになった。



今日バイトしてるのかとか知らないけど、、
特に探してる本とかはないんだけど、、
学校で中務先輩と会わなかったなぁ、なんて
考えてたら

私の足は本屋さんに向かってた。




「いらっしゃいませ〜、」

ってその声。
最後に聞いたのは電話越しだったけど
やっぱり落ち着く、関西弁。



私に気づいていないその人に
私も気づいていないフリして
いつもの本棚の前で、面白そうな本を探す。


今日はお客さん、少し多め、?
学生さんが何人か。
同じ高校の人も見かけた。


だから、気づかなかったのかなぁって
少し残念。笑




と、脚立を持って近づいてくるその足音。
顔みてないけど、絶対中務先輩。

声掛けてくれるかなって、ちょっと期待した。
なのに、そのまま素通り。



そんな中務先輩にびっくりしちゃって、



『えっ、』


って声出しちゃって、
それ聞いた中務先輩、こっち見て
ふはって笑うの。



あぁ、これは、、してやられたやつだ。




「Aちゃん、気づいてるくせに知らんぷりするんやもん。笑笑」
『中務先輩、、気づいてないのかと思って、笑』
「気づいてないわけないやん笑」
『そっ、か。』
「まだ本見とくん?」



ほんとは、帰ろうと思ってたけど、



『まだもう少し、』

って嘘ついた。



「じゃ、俺終わるまでおって、?」
『はいっ』





たまには嘘つくのも、悪くないかも。






変な人→←ずるい



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設定タグ:GENERATIONS , 中務裕太 , 白濱亜嵐   
作品ジャンル:恋愛
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亜嵐LOVE - やっぱり面白すぎて何回も読みに来ちゃいますね、ゆっくりで良いので更新頑張って下さい! (2020年6月7日 7時) (レス) id: 1d6fa76e88 (このIDを非表示/違反報告)
亜嵐LOVE - 応援してます更新頑張って下さい (2020年3月13日 17時) (レス) id: 1d6fa76e88 (このIDを非表示/違反報告)
亜嵐LOVE - この物語めっちゃ好きです (2020年3月13日 17時) (レス) id: 1d6fa76e88 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:たらこ | 作成日時:2020年1月2日 9時

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