MTCといろいろしたい！−群青−

82.リク：魔物の貴女がMTCからの告白を断った際、その理由を聞かれ正体を明かしたら ページ15

両思いです



【碧棺左馬刻】

「…は？魔物？」

「いや、わりぃ。引いてるわけじゃねえんだ」

「ンな心配そうな面すんじゃねえよ。今のを聞いたところで、俺様の気持ちは変わんねぇ」


「A、俺はテメェに惚れてんだ。種族なんざ関係ねぇよ」

「ああ、心配すんな。言いふらすなんざクソ野郎のすることだ。俺様がクソ野郎に見えるか？」

「…ん。わかりゃあいい」

「そういや魔物って何食うんだ？俺様が作ってやるよ」

「ふっ…いいぜ、調達してくるわ」


「テメェがどんな奴だろうが、俺様のすることは変わんねぇ。テメェを愛するだけだ。一人の男してな」


【入間銃兎】

「魔物…なるほど」

「にわかには信じ難い事実ですが、貴女の言うことですから」

「勿論、信じるに決まっているでしょう」


「魔物だからといって、貴女を他の奴らに渡したいとは思いませんよ」

「大事なのは、私と貴女の気持ちです。種族なんて気にしなくて構いません」

「私は貴女を好いています。貴女以外は好きになりません」

「人間だろうが魔物だろうが、そんな小さいことは関係ない」

「A、貴女はどうなんですか？」


「良い返事ですね。…行きましょう。これからレストランで貴女のいた世界のことでも聞かせてください」


【毒島メイソン理鶯】

「魔物…そうか」

「世の中には、誰にも予測出来ないことがあるものだ」

「安心しろ。小官の心は揺るがない」


「小官はAが好きなのだ。正体が何であろうと、貴殿は貴殿だ」

「小官はありのままのAが好きだ」

「貴殿がそれを望むなら、小官は大人しく手を引こう」

「だが、もし小官の手を取って生きてくれるというのなら…それ以上に幸福なことはない」

「小官の手を取ってはくれないだろうか」


「…ありがとう。貴殿と心が通じ合っていたようで良かった。貴殿に襲いかかる敵は、小官が全て排除しよう」



リクエストありがとうございました！


　

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