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里見「なんで、リモコンがもう1台…」





動揺している里見くん。






先生は足につけていたリモコンを外すと、






先生「こっちが本物だ。それはただの時計だよ」






と言ってにやりと笑った。






里見くんが持っているリモコンを押しても、もちろん何も起こらない。







里見「そんな……」







先生「さぁ、形勢逆転だ。お前ら全員黒板の前に並べ。…はい、並べ!」






先生が生徒を黒板の前に立つように促す。







私も黒板の方へ歩いていく。








そのとき、だった。








「…っ」








足に、じんわりと痛みを感じたのは。







先生「ほら、はーやーく」







そんな私にもお構い無しに先生は背中をバシッと叩く。







私は痛む足を動かし、唯月の側に歩み寄った。






先生「壮観だな。言ったよな?次、何かやったらペナルティーだって。君たちの上には爆弾がある」







その言葉に生徒達が慌てると、








先生「うーごーくーな!」








先生はリモコンに手をかざした。







「…っ!」







急に怖くなって、隣にいる唯月の手を握る。







それに気付いた唯月も私の手を握り返してくれた。








私が死ぬんだって、覚悟を決めたとき、








熊沢「やめてよぶっきー!」






花岡「私達関係ないから!!」







堀部「そうですよ、やったの男子ですよ!?」






西崎「俺は関係ない!」







とみんなが口々に叫んだ。

 





先生「お前ら聞けよ、おいっ!!」







先生が机を投げつける。







私は咄嗟に目を瞑った。







ガシャーンッ







と音を立てて倒れた机。







そこで、やっと、みんなが静まり返った。






先生「これは…連帯責任だ。さぁ、死んでもらおうか?」







先生の言葉に、本気なんだって、








そう思ったら、また急に怖くなって、







繋いだ唯月の手にぎゅっと力を込めた。

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設定タグ:3年A組 , 甲斐隼人 , 片寄涼太
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コロ(プロフ) - 美紀さん» コメントありがとうございます!そう言っていただき嬉しいです。私も甲斐くんが好きすぎてやばいです、3Aロス…。 (2019年3月29日 16時) (レス) id: 6ea8ed7bc9 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 甲斐隼人君と翔君と蓮君と海斗君と賢君大好きなのでドラマ終わったからロスです最高です (2019年3月29日 15時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:コロ | 作成日時:2019年3月24日 16時

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