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少しすると、教室に先生が入ってきた。
先生「おはよー！さあ、今日も1日張り切っていこうか！」
いつにも増してハイテンションな先生に嫌気が差す。
それはクラスのみんなも同じだろう。
先生「よーし！じゃあ机を後ろにどかそうか」
唯月「机？」
茅野「あの、先生。どうして机をどかすんですか？」
茅野さんの質問に先生は笑って答える。
先生「だってこんなに狭いんじゃあ、踊れないだろ？」
その言葉にしーんとする教室内。
先生「さ、早く机を後ろに下げようか」
「「「……」」」
先生「はーやーく後ろに、下げようか？」
先生が腕のスイッチに手をかざす。
みんな、しぶしぶ机を動かし始めた。
先生「はい、じゃあ並んでー」
言われたとおりに机をどかして並ぶ。
先生「じゃあ、曲流すよー」
先生がピッと押すと朝礼体操の曲が流れた。
仕方なくみんなが踊り始める。
ただひとりを除いて。
先生「はい、もっと笑ってー、嬉しそうにー」
この状況で笑いながら踊れって言われてもね…
先生「楽しそうなこと思い浮かべてー、大切なのは想像力だー！」
楽しそうなこと…
私の頭には、いつの日か唯月と涼音と遊びに行った遊園地を思い浮かべていた。
あのときは楽しかったなあ。
自然と上がる口角。
石倉「甲斐、踊らねぇと殺されるぞ」
後ろから石倉くんの声が聞こえた。
先生「へいへいへいへい、甲斐くんどうした？」
ちらりと後ろを見ると、踊らない隼人くんの側に行く先生。
先生から離れようとする隼人くんの肩を先生がガシッと掴む。
先生「言ったろ、想像力だよ！今お前が踊らなかったら皆がどうなるのか…。長生きしたいなら、体操はした方がいいよ？」
隼人くんはバッと先生を突き放すと、悔しそうに舌打ちをした。
先生「へい、カモーン！カモンカモンカモーン！」
挑発するような先生を睨み付けながらも踊り出す隼人くん。
その姿に私は釘付けになった。
だって、その姿は、
、
、
あのときの隼人くん、そのものだったから。
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コロ(プロフ) - 美紀さん» コメントありがとうございます！そう言っていただき嬉しいです。私も甲斐くんが好きすぎてやばいです、3Aロス…。 (2019年3月29日 16時) (
レス) id: 6ea8ed7bc9 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 甲斐隼人君と翔君と蓮君と海斗君と賢君大好きなのでドラマ終わったからロスです最高です (2019年3月29日 15時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：コロ | 作成日時：2019年3月24日 16時
