入間銃兎 / まだ、少女 ページ6
分かりづらいと思うので補足。付き合ってる設定ですヨ。
_____
何時も通り公園でブランコを漕ぐ。
時間は、11時過ぎ。
頼りない街灯を見詰めながら、ぼーっとする。
キキッ、なんて音を建てて公園の前に止まる車に目を向ける。
「今晩和、入間さん」
「今晩和、Aさん?また今日も居るんですか?」
公園に足を踏み入れ、ブランコの柵に腰を下ろす。
“入間さんが来ると思って”なんて笑えば、溜息を吐かれる。
「こんな時間に未成年が…」
「未成年じゃないですぅ、もう成人しましたぁ」
なんて口を尖らせて反抗すれば、鼻で笑われる。
「そのなりで、成人とは…年齢詐欺ですか?」
なんて。
いやいや、真面目に今年の成人式出ましたよ?証拠写真でも見ますかっ!?
なんて心の中で悪態を吐いて、舌を出す。
そんなことを考えていれば、すたすたと歩きだし、車の助手席を開ける入間さん。
首を傾げながら、その動作を見ていればふっと此方を見て、
「どうぞ?」
なんて告げる。
「何処に行くんですか」
「貴女の家まで送りましょう」
なんて言うから、拗ねた真似をしてみる。
「はぁ…早くしてください、それとも補導されたいですか?」
なんて眼鏡を二本の指で上げる。
街灯に照らされ、キラリと光ったその眼鏡にドキリと胸が鳴る。
肩を窄めながらも、助手席に乗り込めば扉を閉めて運転席に回り込み乗り込む入間さん。
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「さて、着きましたよ」
家の前に車を止め、助手席の扉を開く入間さん。
なかなか出ようとしない私を不思議に思ったのか、「どうしました?」と覗き込んでくる。
「帰りたく…ない、です」
弱弱しく、そう言ってシートベルトを握りしめれば、それに気づいた彼はふっと笑みを溢す。
何処かに連絡を入れた彼は、助手席の扉を荒々しく閉め、運転席に乗り込む。
「え、えと…」
戸惑って声を出せば、大きな溜息を吐く入間さん。
「誘ってるんですか?」
なんて、色っぽい目で見つめられるが、
なんのことか理解が出来ない私は頭の中にハテナを浮かべる。
「い、入間さん…?」
そう言葉を発して見れば、此方に乗り出してきた彼に顎を掬われる。
ギュッと目を瞑っても、中々来ない感触にそっと目を開ければ、
「ふふ、可愛らしい顔をして…何をされると思ったんですか?」
なんて。
恥ずかしくて顔を赤くすれば、リップ音をたてて軽くキスをされる。
「これで終わると思わないでくださいね」
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーナンバー
8
今日のラッキーカラー!
入間銃兎「俺の色に染まりたい?まだだな、まだ、早い」
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おやたぬき(プロフ) - Nanaさん» 嬉しいお言葉有り難うございます!プロポーズする独歩君ですね!!了解しました!!!少しお待ちください!!!!リクエスト有り難う御座います!!!!! (2018年8月29日 18時) (レス) id: 2cb3b2c501 (このIDを非表示/違反報告)
Nana - どれも素敵なお話でした!良ければプロポーズする独歩くんのお話 よみたいです!!! (2018年8月29日 17時) (レス) id: 47b6b0fdaf (このIDを非表示/違反報告)
おやたぬき(プロフ) - 公序良俗さん» 了解しました!!暫しお待ち下さい!リクエスト、有難う御座いました! (2018年8月28日 19時) (レス) id: 2cb3b2c501 (このIDを非表示/違反報告)
公序良俗 - すいません。リクエストで寂雷さんが嫉妬するお話お願い出来ますか? (2018年8月28日 16時) (レス) id: 75b87ef95f (このIDを非表示/違反報告)
たぬきのこ(プロフ) - 朧流水斬さん» ひぇ!!そんな嬉しいお言葉貰ってはにやけが止まりません((独歩くんのヤンデレですね…!少し御待ち下さい!!有難う御座います!!! (2018年8月25日 11時) (レス) id: 2cb3b2c501 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おやたぬき | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/sakuhi/
作成日時:2018年8月17日 10時