入間銃兎・碧棺左馬刻 / 勘違い ページ49
「っ…あっ、うぅ…」
「っ、もう少し、声、我慢出来ないんですか?」
「だって、…そこ、きもち… っあ」
「っ…俺が、ヤバい…」
「だあああっ!!!テメェら何してやがるっ!!……ん?」
「さ、左馬刻さん?」
大声をあげて、ほんのりと耳を染めて部屋に飛び込んできた左馬刻さん。
「なんだ、左馬刻。騒々しい」
「なんだ、じゃねぇ…テメェら、俺の事務所で何してやがる!!」
お怒りなのか、声を荒げて銃兎さんに噛みつく。
「ただ、肩を揉んでいただけですが?此処でやってはいけないというのなら、Aさん、私の家で続きを…」
「そーいう問題じゃねぇ!!っつーか、テメェん家の方がよっぽど危ねぇわ、この変態うさポリ公」
銃兎さんの一言で火が着いてしまったらしき左馬刻さん。
「あ、あのっ、」
「っつーかよ、こうなった原因はA、テメェにあんだからな?」
「ひぁっ!?」
宥めようと声をかければ、左馬刻さんにソファに座らされ、耳に息を吹き掛けられる。
「へぇ?耳、弱ェんだ…?」
「っ…んぅ」
「っはぁ……全く。手が早いですね、本当」
銃兎さんは呆れた様な溜め息を溢し、左馬刻さんとは逆の方に座り、耳に軽くキスを落とす。
「っあ…」
「あぁ¨?テメェに言われたくはねぇな」
人一倍耳が弱い私にとって、敏感になってしまうもので。
「っふふ、こんなに可愛い声を出すとは……」
耳元でそう低く囁けば、左馬刻さんと目を合わせる。
「仕方ねェな…ここは一時休戦とするか」
「へっ…!?」
そう漏らした左馬刻さんは軽々と私を横抱きにし、普段は滅多に入れない、奥の仮眠室へと連れていき、乱暴にベッドに私を下ろす。
「っあ、あの…っん、ふぅ」
声を出そうとすれば、左馬刻さんに、唇を塞がれる。熱い舌が私の唇をつつき、それに反応して少しだけ口を開ければ、滑り込んでくる。
「っん、ふっ、っあ」
「ほんっと、可愛い声で啼くよな…」
唇を離された頃には、息は上がり、全身の力が抜けて。衣服の中に入ってくる彼らの手を拒むことなんて出来なくなる。
「煽ったのはテメェなんだ…せいぜい可愛く啼いてくれよ?」
「いい加減、気付いた方が良かったですね。何時までも優しい銃兎さんじゃ、ないんですよ」
「っ!!は、ぁっ」
両方の耳元で甘く低く、囁く彼らには、これからも抵抗なんて出来やしないんだろう。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーナンバー
8
今日のラッキーカラー!
入間銃兎「俺の色に染まりたい?まだだな、まだ、早い」
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おやたぬき(プロフ) - Nanaさん» 嬉しいお言葉有り難うございます!プロポーズする独歩君ですね!!了解しました!!!少しお待ちください!!!!リクエスト有り難う御座います!!!!! (2018年8月29日 18時) (レス) id: 2cb3b2c501 (このIDを非表示/違反報告)
Nana - どれも素敵なお話でした!良ければプロポーズする独歩くんのお話 よみたいです!!! (2018年8月29日 17時) (レス) id: 47b6b0fdaf (このIDを非表示/違反報告)
おやたぬき(プロフ) - 公序良俗さん» 了解しました!!暫しお待ち下さい!リクエスト、有難う御座いました! (2018年8月28日 19時) (レス) id: 2cb3b2c501 (このIDを非表示/違反報告)
公序良俗 - すいません。リクエストで寂雷さんが嫉妬するお話お願い出来ますか? (2018年8月28日 16時) (レス) id: 75b87ef95f (このIDを非表示/違反報告)
たぬきのこ(プロフ) - 朧流水斬さん» ひぇ!!そんな嬉しいお言葉貰ってはにやけが止まりません((独歩くんのヤンデレですね…!少し御待ち下さい!!有難う御座います!!! (2018年8月25日 11時) (レス) id: 2cb3b2c501 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おやたぬき | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/sakuhi/
作成日時:2018年8月17日 10時