神宮寺寂雷 / 猫と私と先生と ページ18
「わぁ、可愛い…！」
「そうだね」
今日は、寂雷先生と猫Cafeに来た。
私の、「ﾃﾞｰﾄに行きましょう」という発言に、「デート、ですか…良いですよ」と答えてくれたので。
行きたかった猫Cafeに。
思っていた以上に可愛い猫達。
「へへ〜、可愛いなぁ…」
なんて頬を緩ませながら、猫を愛でる。
ふと寂雷先生を見ると、一匹の黒猫を膝にのせながら、優しく撫でていた。
可愛い…先生を含めて全てが可愛い……のだけども。
先生が猫を抱き上げると、ﾍﾟﾛﾘと先生の口元を舐める猫。
「むむ、」
それを見て嫉妬してしまう私は、自分で情けないなんて。
__
「いやぁ、可愛かったですね！」
私がそう声を出すと、
「満足したかな？」
なんて微笑む先生。その弧を描く口元を見ると、先刻の先生を思い出してしまい、黒い感情が溢れてくる。
気付かれない様に、頭を横に振っていると、
「どうかしたかい？」
なんて顔を覗き込みながら尋ねる先生。
ふわりと香る彼の甘い匂いに、吃驚して「何でもないですっ！」なんて慌てて返答をすると、
「何か、気にくわなかったかな…？」
なんて、その細くて長い指を頬に当て、考える寂雷先生。
「ほ、本当に、何も…」
猫に嫉妬したなんて、恥ずかしくて言えない私は、顔を真っ赤にしながらそう言うしかなかった。
…
寝る前に、もう一度先生が「何が嫌だったんだい？」と聞いてくるから、
覚悟を決めて、打ち明ける。
「その、猫が、寂雷先生に…甘えてたの見て……嫉妬、しました…」
“ 面倒くさいですよね ” なんて苦笑いを溢すと、
「Aちゃんは、私に甘やかして欲しかったのかな？」
なんて柔らかく微笑む。
「ち、違っ……」
そう反論しようとすると、優しく抱きしめられる。
そして、耳元に唇を寄せられると、
「なら……今夜は存分に甘やかしてあげよう」
なんて低く、甘く囁かれるから、拒否なんて出来ず。
眠るまで、寂雷先生に甘やかしてもらいました。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーナンバー
8
今日のラッキーカラー！
入間銃兎「俺の色に染まりたい？まだだな、まだ、早い」
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おやたぬき(プロフ) - Nanaさん» 嬉しいお言葉有り難うございます！プロポーズする独歩君ですね！！了解しました！！！少しお待ちください！！！！リクエスト有り難う御座います！！！！！ (2018年8月29日 18時) (
レス) id: 2cb3b2c501 (このIDを非表示/違反報告)
Nana - どれも素敵なお話でした！良ければプロポーズする独歩くんのお話 よみたいです！！！ (2018年8月29日 17時) (レス) id: 47b6b0fdaf (このIDを非表示/違反報告)
おやたぬき(プロフ) - 公序良俗さん» 了解しました！！暫しお待ち下さい！リクエスト、有難う御座いました！ (2018年8月28日 19時) (レス) id: 2cb3b2c501 (このIDを非表示/違反報告)
公序良俗 - すいません。リクエストで寂雷さんが嫉妬するお話お願い出来ますか？ (2018年8月28日 16時) (レス) id: 75b87ef95f (このIDを非表示/違反報告)
たぬきのこ(プロフ) - 朧流水斬さん» ひぇ！！そんな嬉しいお言葉貰ってはにやけが止まりません((独歩くんのﾔﾝﾃﾞﾚですね…！少し御待ち下さい！！有難う御座います！！！ (2018年8月25日 11時) (レス) id: 2cb3b2c501 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おやたぬき | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/sakuhi/
作成日時：2018年8月17日 10時
