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「っ!!!暴力沙汰だぞっ!!」
「テメーが言うかよ」
腹を押さえながら、漸く言葉を出したかと思えばそれ。
いじ めしてるヤツらが何言ってんだか。
呆れながらため息を吐けば、みっともなく肩を揺らしてビビる男子たち。
「いいか、よく聞けよ。これは喧嘩じゃねえ。お前らがコイツをい じめてたから私が割り込んだ。いいか、1体1じゃないんだよ、1体多勢なんだよ。それが1体2でも、多勢。
いいか、一人の人間に寄ってたかって罵倒だの暴力だの。
抵抗できずに泣いて、何も言えないのはやっとできる自衛なんだよ。
お前らが何人でかかってこようが、一人で必死に耐えてる奴が、いちばん強いんだよ」
「っ…………こいつ…!!!!」
大方私の説教に腹を立てたのだろう。タイミングよく鳴ったチャイムを聞いて、走り去る間際、私の頬を殴って去っていくいじめっ子たち。
「はぁ…」
ジンジンと小さく痛む頬を撫でながら、後ろで蹲っていた男子生徒に振り向く。
「ぁ……えと…」
砂と涙で汚れた顔を手で拭ってやれば、少し怯えながらも、されるがままの彼。
「ん。顔に怪我はなさそうだね」
「ぁ、りがとう…Aちゃん…」
小さく私の制服の裾を掴んだ彼は、私をそう呼ぶ。
「?」
「あ!えと、えと、僕、その、昔隣だった…」
知り合いか?と首を傾げれば、わたわたしながらそう告げる彼に、今朝の夢を思い出した。
「十四、!?」
「う、うん」
驚いた私を不安そうに見上げる彼は、幼い頃の可愛らしい容姿とは全く違っていて。
「な、なんだ…十四か…」
なにがなんだかわからないまま、どうしてか分からない安心感に、ため息を零す。
「あ、あのね、Aちゃん」
そんな私を他所に、少しモジモジして、私の手を取り。
「あのね、僕、えっと…Aちゃんを、守れるように、努力する、ね」
「うん?」
いきなり何を言い出すかと思いきや。
「た、大切なものは守らないとでしょ、?」
「ふふっ、なら、あたしも十四のこと守ってやんなきゃな」
パタパタする十四が可愛くて、笑みを零せば、顔を真っ赤にしてもうっ、!なんて怒ってみせる。
大丈夫。
十四のことはあたしが守るから。
………
わけわかめ。
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星妻桜@姉妹同盟(プロフ) - 主の心を俳句に 好きすぎる 推しイケメンか 無理しんど (2020年9月17日 2時) (レス) id: fe16128dce (このIDを非表示/違反報告)
おやたぬき(プロフ) - 綾海さん» 了解です!リクエストありがとうございます!!さては寂雷先生推しですか??()遅くなりますが、気長にお待ちください! (2019年2月20日 22時) (レス) id: 42caa9770f (このIDを非表示/違反報告)
月華姫(プロフ) - こんばんわ!リク受付ありがとうございますm(__)mはい!完成ゆっくり楽しみにお待ちしています♪おやたぬき様のペースで此れからも頑張ってください!!ではまたっ (2019年2月20日 21時) (レス) id: 8c63610ac2 (このIDを非表示/違反報告)
おやたぬき(プロフ) - 月華姫さん» 了解しました!!遅くなってしまうかもしれませんが、気長に待っていただけると嬉しいです!リクエストありがとうございます!! (2019年2月20日 21時) (レス) id: 42caa9770f (このIDを非表示/違反報告)
綾海(プロフ) - リクエストで、交通事故でPDSDになってしまった夢主(寂雷先生の年の離れた妹)と寂雷先生のお話がみたいです。 (2019年2月18日 20時) (レス) id: ba228ed2f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おやたぬき | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/sakuhi/
作成日時:2018年9月27日 21時