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Jk side
昔の夢を見ていた。
ハッとして眼を覚ます。
「どうした？ジョングガ。疲れた？」
笑顔のホソギヒョンが見えて、状況を把握する。
自宅にある仕事部屋だった。
Aを解放してから4年。
俺は韓国に戻り、着々と仕事のスキルを上げていた。
色々あったが今では俺が跡取りであることに異論を唱える人も大幅に減っている。
今では父親の次に権力が強い。
側近にはホソギヒョン。
営業部門の部長はナムジュニヒョン。
人事部門の部長は実の兄。
俺は得意なシステム管理部門の部長も兼任しつつ、副総帥のような位置に落ち着いている。
4年。
Aのことを考えなかった日はない。
まだ日本にいるんだろうか。
あの後、どうなったんだろう。
もう関わらないようにしていた。
絶対にAの元には現れない。
でも昨日、出張で訪れた子会社の近くにあるホリデイコーヒーに寄った。
ソウルにはあの頃よりたくさん出店してある。
子会社の近くに他にコーヒーショップもコンビニもなくて、仕方なく入った。
あの頃から使っていたメンバーズカードを取り出して「持ち帰りで」と告げた。
カウンター前で頼んだコーヒーを待っている時だった。
「Aさん、おはようございます」
奥から確かに聞こえた。
そんな、気のせいだ。
「おはようございます」
Aの声だ。
確かにAの声がした。
幻聴かもしれない。
それでも俺はちょうど出来上がったコーヒーを持って慌てて店を出た。
なんで。
ここにいてもおかしくはないけれど。
でも、お金は置いてきた。
働かなくてもいいくらい。
だからまたホリデイコーヒーにいるはずなんてないんだ……
自宅に帰るとパソコンまみれの仕事部屋に入り込み、鍵をかけた。
あの頃みたいに。
俺はまたオ Aを調べた。
気になって気になって仕方がない。
そうだ、調べるだけ。
会いになんていかない。
ただ今どういう状況なのか知りたい。
なんであそこにいたのか。
いや、あれはAという名前の、声が似ているだけで別人かもしれない。
手は止まらない。
A……！！！
「…見つけた」
Aは今、韓国ソウルにいる。
しかもあの子会社の近くに住んでいる。
2人暮らし？？
……新しい男？？
なら、別にもう調べる必要がないか。
新しい男に幸せにしてもらえてるなら、俺もそれで幸せだ。
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う - 最高すぎる！ (2021年8月27日 0時) (
レス) id: e80e14e0ea (このIDを非表示/違反報告)
優(プロフ) - 名作すぎます (2020年1月23日 3時) (レス) id: b6570be25e (このIDを非表示/違反報告)
ぺう(プロフ) - とても良かったです。 (2019年2月4日 12時) (レス) id: 8883837a46 (このIDを非表示/違反報告)
cooky - とても、感動する作品でした！！！最後、ハッピーエンドになってよかったです。けれからも、がんばってください♪ (2019年1月16日 1時) (レス) id: 13ad5ea90e (このIDを非表示/違反報告)
あき(プロフ) - めっちゃ好きで、もう何回も読んでます (2018年10月24日 21時) (レス) id: f12f5d2dd3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソラン
| 作成日時：2018年8月31日 12時
