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Jk side-過去-
きたことのないホリデイコーヒーは、玄関にたくさん花が飾ってあってとても綺麗だった。
また来ようかな。
ずっと会社にいたらストレスで暴れてしまいそうだし。
気晴らしにここまで通うのも良いかもしれない。
少しだけ、気分が回復して来た。
「ご注文お決まりですか？」
店員の女の人は少し照れ臭そうにしていた。
？
俺もつられて照れてしまった。
「すみません…、カフェラテ１つ」
「かしこまりました」
一番窓に近い席が空いていた。
手ぶらで来てしまったせいでやることもない。
でもパソコンを開いてもスマホを開いても、嫌がらせのメールやカトクが届くだけ。
持ってこなくて正解だったかもしれない。
「お待たせ致しました」
「あ、ありがとう、ございます」
いつのまにかさっきの店員が近くにいた。
慎重な手つきで俺の前にカフェラテを置く。
「ご、ごゆっくりどうぞ」
彼女はまた照れた風に微笑んで去って行った。
たしかに俺はモテる。
変なストーカーも最近いる。
会社の女がやたら俺に近づく。
でもあんな露骨に照れられると、こっちまで照れてしまう。
ウブなのかな。
まだ処女なのかも。
そんな変態みたいな考えをしている自分が恥ずかしくなった。
バカみたいだ。
しばらく外を見てぼんやりしていた。
雲がゆっくり流れているのが綺麗だった。
でもそろそろ帰らないと。
また今度来よう。
来る前とは違って晴れ晴れした気持ちで俺は歩き出した。
会社に行けばまたいつもと同じ風景なのに。
会社に到着すると泣きそうな顔のホソギヒョンと、深刻そうな顔のナムジュニヒョンが現れた。
「おまえが突然いなくなったって聞いて心配したんだぞ！！？」
安心したのかホソギヒョンはちょっと泣いていた。
「どこに行ってたんだ？」
ナムジュニヒョンはいつも通り、俺に優しい口調で問いかける。
「少し遠くまでコーヒーを飲みに行ってたんです」
「コーヒー？」
ホソギヒョンはぽかんとした。
「はい。すごく美味しかった」
「そっか。よかったな」
ナムジュニヒョンは優しく笑った。
「気分転換は大事だ、ジョングガ。つらくなったらすぐに逃げること」
「ありがとう、ヒョン」
優しいヒョンたちに囲まれて、もしかしたら俺は幸せ者なのかもしれない。
そんな風に思える日だった。
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う - 最高すぎる！ (2021年8月27日 0時) (
レス) id: e80e14e0ea (このIDを非表示/違反報告)
優(プロフ) - 名作すぎます (2020年1月23日 3時) (レス) id: b6570be25e (このIDを非表示/違反報告)
ぺう(プロフ) - とても良かったです。 (2019年2月4日 12時) (レス) id: 8883837a46 (このIDを非表示/違反報告)
cooky - とても、感動する作品でした！！！最後、ハッピーエンドになってよかったです。けれからも、がんばってください♪ (2019年1月16日 1時) (レス) id: 13ad5ea90e (このIDを非表示/違反報告)
あき(プロフ) - めっちゃ好きで、もう何回も読んでます (2018年10月24日 21時) (レス) id: f12f5d2dd3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソラン
| 作成日時：2018年8月31日 12時
