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3日後、大量のお土産を持ってユンギ先生はやってきた。


「久しぶり。ほら、これ」

「ありがとうございます!」


ユンギ先生が持ってきてくれたのは韓国の大量のフェイスマスクと、いかにも高価そうな保湿クリームだった。


これは私とジョングクの分だ。

実は彼は私よりも肌に対するケアを怠らない。


「Aもちゃんとケアしなさい」


というのがお風呂上がり、ジョングクがよく私に向かっていう言葉だ。



「待っててください、グク、自室で仕事してるみたいなので」

「わかった。急に来て悪かったな」

「そんな、こっちが呼んだんですし。それにわざわざ韓国から…」

「それが俺の仕事だからな」


ニヤッと笑ってユンギ先生はソファに腰を下ろした。


急いで彼の自室をノックする。

「グク」

声をかけたがいつも通り出てこないので扉をそっと開けた。


「グク、入るよ」

「ん、あ、ごめん。ユンギ先生が来たの?」

「うん、今リビングにいらっしゃってる」


グクは私の頭を撫でて立ち上がる。

私の頭を撫でるのはもはや癖のようになっているらしい。

本人も時々無意識でしていると言っていた。



「ユンギヒョン」

「よ、久しぶり。あと先生な」

「ユンギ先生、久しぶり」


グクは肩をわざとらしくすくめた。


3人分のお茶を用意して、私も2人の座るソファに腰掛ける。

ちなみに3人がけのソファだからちょっと窮屈だ。


「こっちの暮らしはどうだ?」

ユンギ先生は私に向かって言う。

「楽しいです。最近ハンバーガーショップが近くにできたんですけど、よく行くんです。グクが好きで」

「へえ。外にはよく出る?」

「はい。雨の日と、すごく暑い日以外は出てます」

「なにかを見て、変な気分になったりする?」

「…いえ、特には」

「そっか」


いつのまにかユンギ先生の手にはA6サイズのメモ帳があって、私の言ったことをしっかりとメモしていた。


「ジョングクが気がついたことは?Aのことで」

「最近よくぼーっとしてることが多い」

「そうかな?私そんなにぼーっとしてる?」

「んー、俺が気にしすぎかな?」

「でも最近、たしかに何か思い出そうとして…」


ユンギ先生はじっと私の顔を見つめる。


「あまり思い出そうとするな」

「…はい」


その顔は妙に怖かった。

そしてとなりにいるジョングクの顔も、すごく怖かった。


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設定タグ:防弾少年団 , BTS , ジョングク   
作品ジャンル:恋愛
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ソラン(プロフ) - shinov347さん» コメントありがとうございます!そんなこと言って頂けるなんて、嬉しいです(^^)続編頑張ります!これからもよろしくお願いします! (2018年8月30日 19時) (レス) id: 8103dd882b (このIDを非表示/違反報告)
shinov347(プロフ) - この作品!!本当にびっくりするほど面白くて、興奮しっぱなしでした。。。作者様天才ですほんとに。続き心から楽しみに待っています。このストーリー思い付いた作者様本当に神ってます。ほんとに。 (2018年8月30日 18時) (レス) id: 7f3f1e52e8 (このIDを非表示/違反報告)
ソラン(プロフ) - ちむちむさん» ありがとうございます!ちょっと展開急ぎすぎた感ありますが、最後までぜひ読んでください〜! (2018年8月30日 12時) (レス) id: 8103dd882b (このIDを非表示/違反報告)
ちむちむ - 今見ました!凄い展開ですね!楽しみです!頑張ってください! (2018年8月29日 23時) (レス) id: 44bb68e7e6 (このIDを非表示/違反報告)
ソラン(プロフ) - うゆ子さん» コメントありがとうございます!第1章、なんとか終わりそうです^ ^ぜひ最後まで見届けてください! (2018年8月29日 22時) (レス) id: 8103dd882b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ソラン | 作成日時:2018年8月21日 20時

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