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「…今なんて言った?」
「ん?だから、Aを縛りたい」
「…」
温泉に入って豪華な夕食を終え、浴衣を着てさぁ寝ますか!となった。
予想はしていたがジョングクはただでは寝かせてくれないらしい。
並んだ布団。
私の布団の中にゆっくりと足を入れてきて、私の足と絡ませる。
パンツの位置まで浴衣がはだけた。
そこにするりと彼の手が。
「するの?」
「うん、もちろん」
「ん…」
もちろん嫌ではない。
少し起き上がってブラを外した。
目の前の彼は浴衣をすでに脱いで、なぜか帯をじっと見つめている。
そして、冒頭に戻る。
「ねえ、この帯で手を縛ってさ、Aの帯で目隠ししてもいい?」
「そんな変態プレイしたくない…!」
「いやいやいや、男はみんな変態だから」
「私をそれに巻き込まないでよ!私は変態じゃないもん!」
「じゃあ俺、A以外の女の子とすごい事しちゃっていいの?」
「バカ!!!バカバカバカ!!!!!」
私が抵抗するのも虚しく、いつのまにか手が拘束されていた。
でもちゃんとゆるい。
「知ってた?目隠しすると感度が高まるんだよ?」
「知らなかった」
「ね?」
「いや、ね?じゃなくて…」
手を縛られているせいで抵抗さえ出来ず、私の視界は真っ暗になる。
「こ、怖い…」
「大丈夫」
どこにジョングクがいるか分からない。
突然胸を触られて思わず飛び上がる。
「さ、触る前に言って!」
「それじゃ意味ないから」
彼は面白そうに弾んだ声で笑った。
「…!!!」
「声出してよ」
「、む、無理恥ずかしい…」
「ははは」
確かに何も見えない分、いつもより感度は高まっていた。
マンションではないから、隣の人をあまり気にせずに声が出せる。
いつもより私の切なそうな声が部屋に響いていて恥ずかしい。
「もう入れるよ」
「、うん……」
その瞬間、彼が入って来たと同時に手を繋いでくれた。
いわゆる恋人繋ぎだ。
目が見えなくて今まで怖かったのに、ジョングクの手が私の手をしっかりと握ってくれる。
それだけで安心した。
____
「…何時かな」
夜中に目が覚めた。
あれから行為がいつ終わったのか私は分からなかった。
多分途中から気絶するように眠ってしまったのだろう。
中に出されたものが太ももをだらりと伝った。
鳥肌が立つ。
急いでそれをティッシュで拭った。
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ソラン(プロフ) - shinov347さん» コメントありがとうございます!そんなこと言って頂けるなんて、嬉しいです(^^)続編頑張ります!これからもよろしくお願いします! (2018年8月30日 19時) (レス) id: 8103dd882b (このIDを非表示/違反報告)
shinov347(プロフ) - この作品!!本当にびっくりするほど面白くて、興奮しっぱなしでした。。。作者様天才ですほんとに。続き心から楽しみに待っています。このストーリー思い付いた作者様本当に神ってます。ほんとに。 (2018年8月30日 18時) (レス) id: 7f3f1e52e8 (このIDを非表示/違反報告)
ソラン(プロフ) - ちむちむさん» ありがとうございます!ちょっと展開急ぎすぎた感ありますが、最後までぜひ読んでください〜! (2018年8月30日 12時) (レス) id: 8103dd882b (このIDを非表示/違反報告)
ちむちむ - 今見ました!凄い展開ですね!楽しみです!頑張ってください! (2018年8月29日 23時) (レス) id: 44bb68e7e6 (このIDを非表示/違反報告)
ソラン(プロフ) - うゆ子さん» コメントありがとうございます!第1章、なんとか終わりそうです^ ^ぜひ最後まで見届けてください! (2018年8月29日 22時) (レス) id: 8103dd882b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ソラン | 作成日時:2018年8月21日 20時