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「お、重い…」
苦しくて目を覚ますと、私の上でジョングクが寝ていた。
通りで苦しい訳だ。
彼を横に押してずらす。
体を起き上がらせて近くにあったスマホで時間を確認すると20時だった。
リビングのソファで彼に抱かれて、そのまま2人で寝落ちした。
少し肌寒い。
近くに落ちていた衣類を慌てて身につけた。
彼はもちろん全裸で寝ている。
うつ伏せで良かった…。
寝室からタオルケットを持ってきて、彼にかけてあげる。
彼が寝ている間に夕食の準備をしないと。
買い出しには昨日行ったから、冷蔵庫の中はまだ食材が残っているはずだ。
もう時間も時間だし、面倒だから今夜はキムチ鍋にしようかな。
でも先週の月曜もキムチ鍋だったし…。
あ、明日は水曜日。
カフェでジミンと会う日だ。
楽しみなような、不安なような。
でもそこまで自分のことをベラベラと喋らなくてもいい。
聞かれたら答える。
そうしよう。
そして今夜は豆乳鍋にしよう。
「……」
「わ！！グク起きたの！？！」
そろそろジョングクを起こそうと思って振り返ると、30センチも離れていない距離に彼はいた。
「鍋……？」
「うん。豆乳鍋だよ。匂いで起きたの？」
彼は無言で、首だけコクンと頷いた。
「グク服着なよ。鍋こぼしたらグク死んじゃうよ」
未だに全裸の彼からさりげなく目を背ける。
こんな明るい場所で真正面から見ることなど私にはできない。
「え、あっ、そっか」
自分が今まで何をしていたのか思い出したらしく、彼はニヤニヤと笑う。
破廉恥な。
「「いただきます」」
食べる頃には9時近くになっていた。
野菜多めで今夜はお米は食べない。
我慢しよう。
代わりに明日はジミンと12時にカフェの前で待ち合わせして、別の場所にランチに行く予定だ。
オススメの場所があるらしい。
…これは浮気じゃないよね。
たまたま出来た母国の友達が男だっただけ。
しかも私が既婚者なのは分かってるし。
彼に伝えるのは…
もう少し先にしよう。
嫉妬の他にもう一つ、彼にジミンのことを教えたくない理由がある。
小学校のことだ。
彼が教えてくれた私の母校は、もしかしたら違うかもしれない。
嘘なのか、本当に間違えてしまっただけなのか。
同じ釜山出身のジミンになら、何か調べてもらえるかも…。
目の前のジョングクはいつも通り、美味しそうにご飯を食べている。
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ソラン(プロフ) - shinov347さん» コメントありがとうございます！そんなこと言って頂けるなんて、嬉しいです(^^)続編頑張ります！これからもよろしくお願いします！ (2018年8月30日 19時) (
レス) id: 8103dd882b (このIDを非表示/違反報告)
shinov347(プロフ) - この作品！！本当にびっくりするほど面白くて、興奮しっぱなしでした。。。作者様天才ですほんとに。続き心から楽しみに待っています。このストーリー思い付いた作者様本当に神ってます。ほんとに。 (2018年8月30日 18時) (レス) id: 7f3f1e52e8 (このIDを非表示/違反報告)
ソラン(プロフ) - ちむちむさん» ありがとうございます！ちょっと展開急ぎすぎた感ありますが、最後までぜひ読んでください〜！ (2018年8月30日 12時) (レス) id: 8103dd882b (このIDを非表示/違反報告)
ちむちむ - 今見ました！凄い展開ですね！楽しみです！頑張ってください！ (2018年8月29日 23時) (レス) id: 44bb68e7e6 (このIDを非表示/違反報告)
ソラン(プロフ) - うゆ子さん» コメントありがとうございます！第1章、なんとか終わりそうです^ ^ぜひ最後まで見届けてください！ (2018年8月29日 22時) (レス) id: 8103dd882b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソラン
| 作成日時：2018年8月21日 20時
