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「鱗滝さん、Aさんは」
「戻ってない」
鱗滝さんはあぐらをかき、腕を組んで待っている。
「そう、ですか」
……心配しているんだ。
「きっと、そこらに座って寝ているな」
「……」
俺は何もできず、家を出た。
「Aさん……どこに行ったんだろう」
鱗滝さんはそこらへんに座って寝ているなんて言っていたけど、そんなこと有り得るのだろうか。
本当にそうならいいが。
もしかして、鬼との衝突で急所を突かれ、ここに来る前に事切れたとか……。否、Aさんは強いから有り得ない。
悶々と考え込んでいると、木にぶつかってしまった。
「いてっ」
額を抑え込み考える。
こんなんじゃAさんの頼れる人になんてなれ
……待てよ?今の木、妙に柔らかくて……黒かったな……。
というか、これ
「Aさん!!!!!え!!???!??」
切り株に座り、寝ているAさんを発見した。
俺は家に向かって走り出した。
「う、うう鱗滝さーーーーん!!!!!!あのあのあのあのあ」
「うるさい」
鱗滝さんに頰をはたかれた。
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花帆 - 年上夢主さんに甘えてしまう炭治郎本当に可愛い(大好物)ので読めて嬉しいです! わぁ、また書かれた際はぜ拝読できるのを楽しみにしておりますね(*´ω`*) (2019年9月2日 19時) (レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
五十土(プロフ) - 花帆さん» コメントありがとうございます!お兄ちゃん炭治郎が年上相手にどうするのか書いてみたかったので、好きになっていただけてよかったです^ ^続編もできたら書いてみようと思います。応援ありがとうございます( *`ω´) (2019年9月2日 17時) (レス) id: a2d3564c6a (このIDを非表示/違反報告)
五十土(プロフ) - 鈴香さん» コメントありがとうございます!時間ができたら頑張ってみます!応援ありがとうございます(`・ω・´) (2019年9月2日 17時) (レス) id: a2d3564c6a (このIDを非表示/違反報告)
花帆 - 一気に読ませて頂きました!年上に恋する炭治郎めっちゃ良かったです(*´ω`*) 可愛い…鬼殺隊に入ってからの炭治郎めっちゃカッコ良くなりますし、両想いになるまでやなった後もすごく見てみたいです…!続編も読めると嬉しいです(o>ω<o)受験ファイトです! (2019年9月1日 12時) (レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
鈴香(プロフ) - この作品すごく好きです!!続編や番外編!楽しみにしてますね!受験頑張ってください!(*´ω`*) (2019年8月6日 15時) (レス) id: 433bf9ff90 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:五十土 | 作成日時:2019年4月30日 1時