検索窓
今日:3 hit、昨日:6 hit、合計:61,686 hit

第9話 ページ13

ピーンポーン

彩「!!」

私が学校に行く準備をしていると、チャイムが鳴った。

ママに、出て、と言われ、急いで階段を降りる。

そして、ドアノブに手をかけたとき、私の頭に嫌な考えがよぎった。

もし、このドアの向こうにいるのが、昨日、私達を襲ってきた奴らだったら?

彩「っっっっ!!!!」

そう考えたとたん、ゾッとした。

でも、出ないと………ダメ、だよね。

あいつらじゃないことを祈りながら、私は震える手で、ドアを開けた。

彩「たっ、立花で___________」

!!

彩「華波ちゃんっっ!!」

私は、華波ちゃんの顔をみた瞬間、安心して緊張の糸が切れた。

華「彩?どしたの」

華波ちゃんに言われて、私はすっごくまぬけな顔をしていることを気づいた。

わっ!!

彩「え、えーと、華波ちゃん、何しに?」

私がきくと、華波ちゃんは、ああ、と言ってから、言った。

華「昨日のこともあるから、送ろうと思って」

!!

でも、迷惑だよね……?

彩「華波ちゃんに悪いよ!大丈夫」

できるだけ明るい笑顔をつくって言った。

そして、華波ちゃんの目をみてられなくて、俯いた。

すると、次の瞬間頭にデコピンをお見舞いされた。

えぇっ!?

華「ぜーんぜん大丈夫って感じしてないよ?それに、彩も部活あるでしょ?怯えながら行ってたら、間に合わないんじゃない?」

う………た、確かに……

でも……

彩「華波ちゃんも、部活あるでしょ?私と違うし、行く時間だって違うんじゃ?」

すると、華波ちゃんは、ニコッと笑って言った。

華「彩の部活と私の部活、行く時間一緒なの!3人は違うから、私だけだけど我慢してね!」

そんな天使の笑顔で言われたら、OKって言うしかないじゃんかーっっ!!←彩の方が天使 by華波

そして、華波ちゃんに待っててもらい、部屋に行って鞄をとる。

そして階段を降りると、お兄ちゃんと華波ちゃんが話していた。

話していた。

話して………いた……?

えぇっ!?

な、なんでっっ!?

彩「えっ、えっと、え?」

私が戸惑っていると、お兄ちゃんが言う。

裕「お前、知らねー奴に襲われたって、本当かよ」

えっっ!?

か、華波ちゃん…………

言ったのか………

家族には、心配かけたくなかったんだけど………

彩「うん……」

すると、お兄ちゃんははぁ、とため息をついて、

裕「あんまり1人で外出んなよ」

!!

そして、お兄ちゃんは華波ちゃんと一言かわして、家を出た。

心配………してくれたのかな?

第10話→←作者だべ!2



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 8.8/10 (23 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
20人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ラン☆ - 美咲さん» うんー、おわった (2018年6月9日 13時) (レス) id: f1c457d677 (このIDを非表示/違反報告)
美咲 - お一!終わった! (2018年6月9日 13時) (レス) id: 829c7f019f (このIDを非表示/違反報告)
ラン☆ - 美咲さん» あんがと!☆ (2018年6月5日 19時) (レス) id: f1c457d677 (このIDを非表示/違反報告)
美咲 - ラン☆さん» 見た一! (2018年6月5日 17時) (レス) id: 829c7f019f (このIDを非表示/違反報告)
ラン☆ - 美咲さん» そーお?(*゚▽゚*) (2018年6月3日 18時) (レス) id: f1c457d677 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ラン☆ | 作成日時:2018年5月16日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。