68話 ページ10
記憶の糸を手繰り寄せて、デビル・アーミーの2人の人相や、吐いた台詞を覚えている限り説明する。
3人の話によると、捜査会議では奴らの目撃情報も何も上がっていなかったために、私の証言はとても貴重だったようで驚かれた。
ま、無理もないよね……
ボイスレコーダーに録音するから、とさえぎられ、もう一度最初から話し始めた時、ようやく新一が口を挟んだ。
新一「で、撃たれてどうしたんだ？」
A「んー、清掃員さんが助けてくれた」
新一「そ、それって神木っていうやつか？」
A「さぁ、名前までは知らないけど……」
探「やっぱり嘘だったか、あいつの供述。第一発見者はそもそも彼じゃないし、現場を見たのも供述時刻よりずっと前だ。」
平次「なーんか胡散臭くないか？あいつ」
A「そお？いい人だよ」
探「胡散臭くて当たり前さ。奴はキッドだ」
おっとかなりの爆弾発言、
A「えー！な、なんで探が知ってるわけ！！？」
……にも勝るミサイルを放ってしまった私。
新一「……おい、A、お前今度は窃盗犯共犯で捕まりたいのか…？」
A「じ、冗談キツイよ」
平次「まあAの命を救ったのは正解だったんじゃないんか？男前やん、そいつ」
新一「んなの問題じゃねーだろ」
探「とにかく、Aはこれから会いに行く時にくれぐれも気をつけて。
命を無駄にするなよ」
平次「俺たちはまだまだ消えない謎の解明だな！
よっしゃっ！！一丁やったるわ！」
新一「例のコソ泥の件はまた今度改めて聞く。覚悟し……」
A「はーい分かった分かった」
新一「ったくおい、聞けって…」
・
・
コツ……コツッ…
足音を響かせているのは、ヒールに小さなリボンをあしらった私のサンダル。
廊下で歩を進め、少しずつ闇の方へ歩いている予感がする。
デビル・アーミー、奴らの方へ……
でも、足を引きずるほど気後れしていた私はもういない。
警察に通報したら、なんて脅してきたあの2人組のことを怖くも思ったけれど、すでに私には味方がいる。
盗聴器がないかチェックもした。
これから私がどうなるか、
あなたは想像できる？
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ことこん(プロフ) - 清掃員=神木で、世にも奇妙な物語を思い出したのうちだけかな？w (2015年4月20日 22時) (
レス) id: 9b583ecf1b (このIDを非表示/違反報告)
髻 - まりぃさん» 気長に待ってます！推敲頑張ってください(・∀・*)ﾉｼ (2015年3月27日 23時) (レス) id: 9e293ea916 (このIDを非表示/違反報告)
まりぃ(プロフ) - まりぃです。なんかオリキャラぶっこんだり、更新全然してなかったり、ごめんなさい…(＞人＜;) 今、クライマックスに向けてのラストスパートであらすじを練っている最中です。みなさんのコメントを励みに頑張りますので、お付き合い願います！！ (2015年3月25日 22時) (レス) id: dfef5f9acf (このIDを非表示/違反報告)
髻 - とっても面白いです…！！早く続きがみたいっす^^ (2015年3月25日 20時) (レス) id: 9e293ea916 (このIDを非表示/違反報告)
nerei - 最近キッドにハマり、二時間ほどで此処まで読みました!!続き楽しみにしています♪ (2015年3月15日 1時) (レス) id: 236bba5ed0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まりぃ | 作成日時：2014年9月9日 22時
