65話 ページ7
目の前の平次と目が合う。
その目はどこか気まづい様子で、視線の向ける先に迷っていた。
でも、ここに平次がいるということは、
きっとあと2人もいるわけで。
探偵3人が無断で人の部屋にいるわけないから、沖矢さんもいるはず。
いつもよりも推理力をフル回転させて得た答えは……
……今を逃せばこの機会はこないんじゃないかってこと。
A「お邪魔しま〜す♪」
わざとズカズカ部屋に入ると、口をあんぐり開けたみんなの顔。
…と、例外が1人。
眉を片方つりあげながら、口元に笑みを浮かべている秀兄。
その顔は何か謎が解けた時によく秀兄がする顔。
でも、今回は何か面白がっているようにしか見えないような……
どちらにしても、沖矢さんがいるっていう私の予想は外れたんだけどね!
だって、目の前にいるのは、マスクを外した正真正銘の秀兄だったから。
新一「えーっと…」
A「来てたんだね!」
新一「お、おぅ」
平次「で、そっちはどうして…?」
A「えっ、それは…」
んー、待てよ待てよ!
ここで兄弟だと暴露するのは正解?
不正解?
…とりあえず、
A「先日お世話になったので、ちょっとしたお礼を〜汗」
缶コーヒー2つを見せると、スッと皆の視線が秀兄に向く。
秀一「よく来たな」
A「部屋から50mも歩いてないけどね」
探「…………(笑)」
探がニヤニヤしている…?
あれ、これってドッキリ作戦だったりする?
それなら私も…
A「で、今までなんの話してたの?秀兄?」
秀一「今回の事件の犯人についてさ」
A「へぇ〜、容疑者もう上がってるの?」
探「僕はまだきちんと見つかっていないと言ったんだよ。でも、」
A「でも?」
探「この2人は知ってるんだって」
新一と平次が明らかにきまりの悪い顔をする。
なんか面白くなってきそう…!
新一「それは、だ、その、」
平次「容疑者ならすでにいるで」
新一「!おい、服部!」
平次「証拠がここまで出揃っとるんや、隠す必要もないやろ」
探「……」
探は、俺はしらないよ?という顔をして喋らない。
平次「おい、工藤、黙っとってもいいんか?」
新一「……血痕、凶器、アリバイ。揃ってるのは、A、お前しかいない」
〜〜〜
なんとお気に入り100人達成!?
感謝してもしきれないので、お礼=更新という形にさせていただきました。
本当に、ありがとうございます!
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ことこん(プロフ) - 清掃員=神木で、世にも奇妙な物語を思い出したのうちだけかな?w (2015年4月20日 22時) (レス) id: 9b583ecf1b (このIDを非表示/違反報告)
髻 - まりぃさん» 気長に待ってます!推敲頑張ってください(・∀・*)ノシ (2015年3月27日 23時) (レス) id: 9e293ea916 (このIDを非表示/違反報告)
まりぃ(プロフ) - まりぃです。なんかオリキャラぶっこんだり、更新全然してなかったり、ごめんなさい…(>人<;) 今、クライマックスに向けてのラストスパートであらすじを練っている最中です。みなさんのコメントを励みに頑張りますので、お付き合い願います!! (2015年3月25日 22時) (レス) id: dfef5f9acf (このIDを非表示/違反報告)
髻 - とっても面白いです…!!早く続きがみたいっす^^ (2015年3月25日 20時) (レス) id: 9e293ea916 (このIDを非表示/違反報告)
nerei - 最近キッドにハマり、二時間ほどで此処まで読みました!!続き楽しみにしています♪ (2015年3月15日 1時) (レス) id: 236bba5ed0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まりぃ | 作成日時:2014年9月9日 22時