62話 新一side ページ4
《新一side》
俺たちは、A達が部屋に帰ったのを確認して、部屋には戻らず、まずあの清掃員を探しに行った。
1階の食堂のすぐ横にある受付カウンター。
新一「すみません、俺たち、目暮警部に頼ま…」
受付「あ、工藤様でございますね。上役から、捜査の協力を承るように申しつかっています」
平次「上役て、あの鈴木財閥のじいさんか？」
探「随分気が利くんだね」
新一「第一発見者の清掃員を呼んでいただけますか」
受付「かしこまりました。」
カウンターの奥の船内電話で、受付の女の人が電話をしている。
俺たちは何と無く聞いていた。
受付「こちら1階カウンターです。清掃員の神木くんを……って、は？倉庫で寝てた？？」
3人「(・Д・)？」
受付「そんなの、叩き起こして……え？いなくなった？……ぅん、はい…」
平次「おいおい、倉庫で寝るやつなんておるんかいな」
新一「どんだけ眠いんだよ。」
探「それか、キッドに眠らされてるかね」
新・平「まさか！」
探「ない話ではないよ」
新一「まあ……確かに。でもなぁ、第一発見者がっていうのも…」
平次「そんなん名乗りあげてしもうたら、警察の中飛び込んで行くようなもんやで？」
探「キッドにしては、悪条件、か」
新一「あり得なくもないが…考えにくくないか？」
そうこうしてると、名札に神木と書かれた清掃員が走ってきた。
清掃員「すみません！ついうっかりしていたもので…。お客様をお待たせし、大変申し訳ございません」
新一「あ、ああ…」
少し気圧される。こいつが本当に…？
探「な、いきなりで悪いけど、君ってキッドなの？」
清掃員「はい？」
探「いや気にしないで。」
清掃員「はぁ…。」
神木という清掃員は、本気でぽかーんとした表情だ。
これがキッドの演技なんて想いもよらず、俺たちは事件の解決を急いでしまった。
新一「お前、Aと仲がいいのか？」
清掃員「3度ほど話しましたが」
新一「いつだ」
平次「おい工藤、カノジョの浮気を探っとるみたいに聞こえるで」
新一「うるせー」
清掃員「事件の日、あなたが彼女を泣かせた日、今日ショーで歌うよう頼んだ時、ですね」
余裕かました神木の顔。
しかも要らん情報まで…
気に食わねーな…
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ことこん(プロフ) - 清掃員=神木で、世にも奇妙な物語を思い出したのうちだけかな？w (2015年4月20日 22時) (
レス) id: 9b583ecf1b (このIDを非表示/違反報告)
髻 - まりぃさん» 気長に待ってます！推敲頑張ってください(・∀・*)ﾉｼ (2015年3月27日 23時) (レス) id: 9e293ea916 (このIDを非表示/違反報告)
まりぃ(プロフ) - まりぃです。なんかオリキャラぶっこんだり、更新全然してなかったり、ごめんなさい…(＞人＜;) 今、クライマックスに向けてのラストスパートであらすじを練っている最中です。みなさんのコメントを励みに頑張りますので、お付き合い願います！！ (2015年3月25日 22時) (レス) id: dfef5f9acf (このIDを非表示/違反報告)
髻 - とっても面白いです…！！早く続きがみたいっす^^ (2015年3月25日 20時) (レス) id: 9e293ea916 (このIDを非表示/違反報告)
nerei - 最近キッドにハマり、二時間ほどで此処まで読みました!!続き楽しみにしています♪ (2015年3月15日 1時) (レス) id: 236bba5ed0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まりぃ | 作成日時：2014年9月9日 22時
